ジャニーズWEST　悲願の3大ドームツアー開催へ　東京、名古屋、大阪で全7公演

パワフルなステージを見せたジャニーズWESTの（左から）濱田崇裕、桐山照史、小瀧望、重岡大毅、藤井流星、神山智洋、中間淳太（撮影・佐久間　琴子）

　ジャニーズWESTが初の3大ドームツアーを開催する。1日、全国ツアーのぴあアリーナMM（横浜市）公演でサプライズ発表した。重岡大毅（29）は「夢がかなう瞬間やから見届けてください」と呼びかけた。

　約5年7カ月ぶりの京セラドーム（大阪市）公演に加え、東京ドーム、バンテリンドーム（名古屋市）で7月から8月にかけて開催。全7公演で計32万5000人を動員する。

　初のドームツアー開催が公演中に大型スクリーンで発表されると、観客1万人から盛大な拍手が送られ、涙を流すファンもいた。

　3大ドームツアーは悲願だった。2017年1月に小瀧望（25）が目標に掲げ、19年末には20年夏の京セラドーム、東京ドーム公演を発表。だがコロナ禍で中止となった。

　悔しい経験を乗り越え、さらに大きな夢をつかんだ。桐山照史（32）は「2大ドームができなかった（時）、絶対次は3大にしようと話していた」と回想。

　ライブ演出を務める藤井流星（28）は「4大、5大ドームの可能性を秘めていると思ってもらえる、飛躍を予感させる始まりのライブにしたい」と話した。東京ドーム公演はデビュー9年目にして、グループ初の東京公演ともなる。

　現在開催中の全国ツアーでは、全国8都市9会場で34万8000人を動員予定。この日はヒット曲「証拠」など全27曲をバンド演奏やダンスとあわせて休む間なく披露。2カ月後の夢舞台に向けて期待が高まる熱演となった。

　≪ツアータイトル「TO　BE　KANSAI　COLOR」≫3大ドームツアーのタイトルは「TO　BE　KANSAI　COLOR」。濱田崇裕（33）が命名し「関西色に（染める）」という意味が込められた。「翔べ関西から」と読める遊び心が詰まっている。桐山は「未来を見ている感じが、ツアーにぴったりだと思う」と拍手。関西では25年に大阪・関西万博が開催されることから「KinKi　Kidsさんから、なにわ男子や関西ジャニーズJr.まで、チーム関西、皆パワーがあると伝えたい。ドームも成功させて、万博もありますから（世の中を）関西一色に染めたい」と意気込んだ。

　≪関ジャニ∞大倉活動休止、桐山「全力サポート」≫右低音障害型難聴と両側耳鳴りと診断され、一定期間芸能活動を休止することを先月29日に発表した関ジャニ∞大倉忠義（36）について、桐山は「難聴はストレスになる。これからのツアーに向けてのプラスなお休みだと思うので今はしっかり休養をとって、帰ってきたら（パワーを）爆発してほしい」と思いをはせた。後輩として「陰ながら、僕らもできることがあれば全力でサポートしたい」とも話した。