紅組は豊島九段、白組は池永五段が優勝、31日決定戦 第63期王位戦挑戦者決定リーグ

[ 2022年5月2日 21:16 ]

2期連続で挑戦者決定戦への進出を決めた豊島将之九段(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第63期王位戦挑戦者決定リーグは2日、東西の将棋会館で最終一斉対局6局を行い、紅組は豊島将之九段(32)が、白組は池永天志五段(29)がともに4勝1敗で優勝し、31日の挑戦者決定戦進出を決めた。

 紅組の豊島は昨年度勝率トップの伊藤匠五段(19)に中盤じりじりと押し込まれる大苦戦を逆転でものにし、2期連続の決定戦進出を決めた。「(31日まで)しばらく時間があるので、しっかり調整したい」と豊島。大一番に勝てば藤井聡太王位(19)=王将、竜王、叡王、棋聖含む5冠=とリターンマッチとなるが「最近、将棋の内容が悪い。まずそこから改善していかないと」と慎重な面持ちだった。

 なお白組では羽生善治九段(51)が3勝目(2敗)を挙げ、リーグ残留を決めている。

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2022年5月2日のニュース