カンニング竹山 知床観光船の経営体制に苦言「大事なことを忘れている」「安かろう悪かろうやった」

[ 2022年5月2日 16:39 ]

カンニング竹山
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 お笑いタレント・カンニング竹山(51)が2日、月曜パートナーを務めるTBSラジオ「赤江珠緒 たまむすび」(月~木曜後1・00)に生出演。北海道・知床半島沖で起きた観光船「KAZU 1(カズワン)」の遭難事故で、運航会社「知床遊覧船」の経営体制に苦言を呈した。

 同社の桂田精一社長は、先月27日の記者会見で事故原因について「私の至らなさだと感じている」と語りつつ、「会社の収益は常に考えているが、そのために無理に出港させたことはない」と説明。その後の調査で、熟練船長の人材確保や安全投資を軽視していたことが明るみになっている。

 竹山は「会社として営業がマズイ時は、ある程度カットするみたいな考え方も、それはあるかもしれないけど…」と、長引くコロナ禍で売り上げが落ち込んでいる世間一般の会社に理解を示した上で、「ここ会社の場合は、人の命を預かっていることで、おまんま(飯)を食っていた会社じゃないですか。だからそこを忘れたんじゃなかろうか?っていことですよね」と指摘。「その大事なことを忘れているのに会社経営しか考えなかったんじゃないか?っていう。カットしても、観光で人の命を預かって儲けることをやっているんだから、それはダメよってことに繋がるんでしょう」と苦言を呈した。

 さらに「ここの会社みたいなコストカットのやり方は違うと思うんですよ」とピシャリ。「格安航空会社」のLCCのを例に挙げて、「LCCは安いから危険か?といえばそうじゃない。安全に関しては一個もコストカットしていない。それ(LCC)とこの船会社のコストカットが一緒になっちゃうと全然仕組みが違う」としつつ、「だから安かろう悪かろうじゃないところ(会社)もあるんだけど、ここは安かろう悪かろうをやっちゃった」とコメントした。

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2022年5月2日のニュース