映画監督の青山真治氏死去 57歳、食道癌で闘病 妻のとよた真帆「最後は眠るように…」

[ 2022年3月25日 18:54 ]

青山真治監督
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 映画監督の青山真治氏が、21日0時30分食道がんのため死去した。57歳。北九州市出身。所属事務所が25日に報道各社に発表した。葬儀は近親者のみの家族葬で営まれ、後日お別れの会を予定しているという。

 また、妻で女優のとよた真帆(54)は、公式サイトで夫の訃報を伝えた。とよたは、青山氏と2002年に結婚。昨年春から食道癌のため闘病を続けていたとし、「病院から容体が急変したとの連絡を受け駆けつけ、声をかけましたら私の目を見て2回頷き、手をぎゅっと握り返してくれました。それから半日、最後は眠るように静かに息をひきとりました」と最期を明かした。

 また「結婚して20年、優しくて勉強家だった夫にもらった時間、愛情に深く深く感謝しています。今は青山真治の魂が、自身の思い描く素敵な世界にいけるよう強く願っています。生前、応援してくださった皆様、本人に代わりまして心より御礼申し上げます」とつづった。

 青山氏は立教大学時代に8ミリ映画製作を始め、95年ビデオ映画「教科書にない!」で監督デビュー。翌年「Helpless」で劇場映画デビューし、00年「EUREKA」でカンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞。11年には「東京公園」でロカルノ国際映画祭で金豹賞審査員特別賞を受賞した。

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