ユーミン熱烈エール 羽生に「春よ、来い」、恒例・冬の苗場ライブから「涙が出るくらい応援します」

[ 2022年2月8日 05:30 ]

冬恒例リゾートライブ「SURF&SNOW in Naeba」のリハーサルを行った松任谷由実
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 シンガー・ソングライター松任谷由実(68)が7日、新潟・苗場プリンスホテルで冬の恒例ライブ「SURF&SNOW in Naeba」(21日まで8公演)の初日を迎えた。フィギュアスケート男子の羽生結弦(27)とは名曲「春よ、来い」がつないだ縁があり、8日の北京五輪のショートプログラムを前にエールを送った。

 冬の王者に向けて、ユーミンが熱い声援を届けた。94年ぶりの五輪3連覇を目指す羽生。松任谷は「想像するだけで涙が出てくるくらい応援しています!滑り始めたら、自分のステージ以上に興奮しているかも」と声を弾ませた。

 2018年から羽生がエキシビションなどで披露するプログラム曲として「春よ、来い」を取り入れた縁で、19年に日本テレビ「24時間テレビ42」の企画で共演。松任谷の生歌で羽生が滑るアイスショーを展開した。

 松任谷は「生で滑っている姿は圧倒。彫刻が動いているかと思うくらい美しかった」と振り返る。アスリートにとっての夢舞台となる五輪。「その本番でスイッチが入ったら、どんなオーラをまとわれるのか…考えただけで卒倒しそう」と話した。

 19年の共演では18年発生の北海道胆振東部地震の復興を願い、羽生は「いろんな意味のある“春”が届いたらいいな」とコメント。20年全日本選手権では、コロナ下の世界に「少しでも心が温かくなるような演技をしたかった」などと語り、メッセージを届けたい場面で「春よ、来い」でパフォーマンスを披露している。松任谷は「近年で最もうれしかったことの一つ。私のキャリアもここまできたか!と思いました」とほほ笑んだ。

 19年共演の際、羽生に「できるだけ長く、高いレベルを維持し続けて」と伝えた松任谷。自身は第一線を常に走り、今年7月にデビュー50周年を迎える。この日のライブでは全22曲を歌い上げ、ヒップホップ系の演出でストリートファッションに身を包むなど常に自分を更新している。

 一方で羽生も北京五輪で前人未到の4回転半ジャンプに挑戦。トップであるために、互いに自分を磨いてきた。「負荷が掛かっても続けることが第一線に居続ける秘訣(ひけつ)。ぜひ本番でベストを尽くしてほしい」。苗場から北京へ、羽生に春の訪れを願った。

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2022年2月8日のニュース