編曲担当した清塚信也氏、羽生結弦演技に「私の作品の中でも“最高傑作”というフォルダに入れておきます」

[ 2022年2月8日 18:05 ]

北京五輪第5日 フィギュアスケート ( 2022年2月8日    首都体育館 )

<北京五輪・フィギュアスケート>男子SP、演技をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 男子で94年ぶりの3連覇を目指す羽生結弦(ANA)は、ショートプログラム(SP)で95・15点の8位発進となった。SPのプログラムに選んだ曲「序奏とロンド・カプリチオーソ」の編曲を担当したピアニスト・清塚信也氏(39)が自身のツイッターを更新し、感謝を記した。

 人々の記憶やこれまでの自らの歩みが光のように広がり、最後は無意識にも近い感覚の中で何かをつかむ――。それが、プログラムに込められたストーリーだった。初披露となった昨年末の全日本選手権では、5項目の演技構成点は49・03点という高評価。特に「音楽の解釈」は満点の10点を叩き出した。

 国際大会で初めて演じたこの日、冒頭の4回転サルコーで「なんか穴に乗っかりました」と1回転になるアクシデント。だが、その後はトーループの4―3回転、トリプルアクセルも決め、懸命に立て直した。

 スコアは95・15点でSPは8位となり、上位6人の最終グループに入れなかった。それでも今までフリーで無類の勝負強さを見せてきた羽生。10日のフリー「天と地と」ではクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の人類初成功を目指し、大逆転での3連覇を狙う。

 清塚氏はツイッターで「フィギュアスケートとピアノの芸術作品が世界に届けられました。私の作品の中でも“最高傑作”というフォルダに入れておきます。心から感謝しております」とつづった。

続きを表示

2022年2月8日のニュース