藤井3冠封じる 攻め合い形勢五分、勝てばストレート奪取 竜王戦第4局

[ 2021年11月13日 05:30 ]

竜王戦第4局、立会人の福崎九段(手前左)に封じ手を手渡す藤井3冠(左奥は豊島竜王)
Photo By 代表撮影

 藤井聡太3冠(19)=王位、叡王、棋聖=が開幕3連勝でストレート奪取へ王手をかける第34期竜王戦7番勝負第4局は12日、山口県宇部市で開幕し、藤井が74手目を封じて1日目が終了した。午前中に64手進んだが、午後は豊島将之竜王(31)と長考を重ね合い10手しか進まなかった。持ち時間8時間のうち、豊島が3時間48分、藤井は3時間29分消費。現地大盤解説会に登場した大橋貴洸六段(29)は「完全に攻め合いで形勢は見えにくい。勝負どころを迎えています」と指摘した。

 勝負めしにご当地食材を選択してきた藤井は午前のおやつに長門ゆずきちのシフォンサンドをチョイス。長門ゆずきちは同県長門市を県内最大産地とする柑橘(かんきつ)類。ホテル関係者は「ゆずの風味を生かした香りも楽しめます」と胸を張った。

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2021年11月13日のニュース