藤井聡太4冠誕生! 強さの裏に“推定130万円”最新研究ソフトの存在

[ 2021年11月13日 19:40 ]

竜王戦第4局、封じ手を指す藤井聡太3冠(右)と豊島将之竜王(代表撮影) 
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 第34期竜王戦7番勝負第4局は13日、山口県宇部市で2日目が指し継がれ、藤井聡太3冠(19)=王位、叡王、棋聖=が豊島将之竜王(31)に122手で勝って4連勝で竜王を奪取、19歳3カ月で史上最年少の4冠になった。4冠達成は史上6人目で、これまでの最年少は羽生善治九段の22歳9カ月(1993年)だった。

 藤井がここまで快進撃を続ける要因の1つに挙げられるが最新ソフトでの研究だ。

 現在利用しているのは画像認識によるディープラーニング系ソフト。エンジンに相当するプロセッサーはGPUと呼ばれ、主に3Dゲームや仮想通貨のマイニングで使用される優れものだ。演算速度が圧倒的に速い一方、お値段はかなり高額。最新スペックの完成品は130万円ほどすると言われている。藤井は金額を公表していないが、昨年秋以来導入したこの最新設備で相掛かりの採用率が高まったことなどは明かしている。

 注意事項としてはソフトを走らせる際の消費電力が大きく、個人宅で使用の際はブレーカー落ちに気をつけなくてはならない。電力会社とアンペア数を更新契約すればしのげるが、一般的には月々の支払い料金もそれなりに増えることになる。

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2021年11月13日のニュース