「カムカムエヴリバディ」城田優 朝ドラ語り初挑戦「光栄」英語も織り交ぜた新しい試み 早くも発音に反響

[ 2021年10月21日 17:05 ]

次期NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の語りを務める城田優
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 俳優の城田優(35)が11月1日にスタートする次期NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の語りを務めることが21日、番組公式ツイッターで発表された。朝ドラの語りは初挑戦。ラジオ英語講座が題材の物語とあり、ナレーションも英語と日本語を織り交ぜる新たな試み。英語が堪能な城田が抜擢された。番組公式ツイッターでは英語で抱負を披露。SNS上で「発音が美しい」などと早くも反響を呼んでいる。

 城田は「ナレーションは、物語の世界観を作り上げるとても大切なものだと思っています。その重要な役割を任せていただけて、とてもうれしいですし、光栄に思います」と喜び。「今回、誰も見ていない状態のドラマを先に見られる素敵な席に座らせてもらっていますが、まだ音も入っていない仮の状態で何滴涙を流したかと思うほど素敵なお話です。物語の雰囲気を壊さないように注意しながら、作品そのものをすごく楽しんでいます」と意気込んでいる。

 制作統括の堀之内礼二郎チーフプロデューサーは「『カムカムエヴリバディ』は、ラジオ英語講座が、ヒロインたちの人生を切り開いていく物語です。そのため、日本語と英語のナレーションが、物語の世界へと視聴者を誘います。日本語でも英語でも、時にわかりやすく情報を伝え、時にヒロインに寄り添って心情を伝えられるような表現力を持つ方を考え、城田優さんにお願いしました」と起用理由を説明。

 「個人的な話で恐縮ですが、舞台が大好きで、城田さんのパフォーマンスを幾度となく拝見していました。城田さんなら『カムカムエヴリバディ』の世界を声で素敵に表現してくれるに違いないと思いました。ちなみに、英語が堪能な城田さんですが、元から話すことができたのではなく、後からご自分で勉強して身につけられたものだそうです。城田さんが話す美しい言葉の響きが、英語を学ぶ多くの方々の勇気ややる気につながってほしいと願っています」と呼び掛けた。

 上白石萌音&深津絵里&川栄李奈がヒロインを務める朝ドラ通算105作目。ヒロイン3人は朝ドラ史上初。2007年後期の名作「ちりとてちん」を手掛けた藤本有紀氏によるオリジナル脚本。ラジオ英語講座と3世代の女性による100年のファミリーヒストリーを描く。安子(上白石)の物語は日本でラジオ放送が始まった1925年(大正14年)の岡山から、安子の娘・るい(深津)の物語は62年(昭和37年)の大阪から、るいの娘・ひなた(川栄)の物語は昭和40年代の京都から始まる。

 岡山市の和菓子屋に生まれた安子は、あんこが大好きな心優しい素直な女の子。激動の世の中を懸命に生き抜いていく。

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2021年10月21日のニュース