笑福亭仁鶴さんの追悼番組 27日に読売テレビで2番組放送

[ 2021年8月26日 18:57 ]

落語家の笑福亭仁鶴さん(2016年8月撮影、なんばグランド花月にて)
Photo By 提供写真

 読売テレビは26日、84歳で17日に亡くなった落語家・笑福亭仁鶴さんの追悼番組を27日に放送すると発表した。番組は仁鶴さんが温泉街の隠居・岡本仁作としてレギュラー出演していた「大阪ほんわかテレビ」(金曜後7・00)と、「平成紅梅亭 笑福亭仁鶴追悼特番」(金曜深夜1・26)の2番組。

 「大阪ほんわかテレビ」には93年6月の放送開始から出演していた番組の父的存在だった仁鶴さんの姿をVTRで振り返り、間寛平(72)、桂南光(69)、月亭方正(53)らほんわかメンバーと、元レギュラーの笑福亭笑瓶(64)、森たけし(61)が思い出トークを繰り広げる。また、仁鶴さんが芸能界で残した数々の伝説を、貴重な映像を交えて紹介し、故人を偲ぶ。

 朗らかに笑う仁鶴さんの写真が並ぶ中、50年来の付き合いだった寛平は「(訃報を聞いて)本当にびっくりしましたね。マネジャーから電話で聞いて『ウソやん』って。それからずっと泣いてました」と悲しみを隠さなかった。

 番組では楽しいことが何より好きだった仁鶴さんのために、あえて明るく“ほんわか流”の笑いで追悼する。名物企画のコメディでは、大ヒットファンタジー映画の主人公など数々の爆笑コスプレを披露。体当たりロケでは、当時57歳の仁鶴さんが爆走する衝撃映像に、南光も「あんな無茶させるの『ほんわかテレビ』だけ」と大笑いだ。

 他にも昨年末まで21年間レギュラーを務めた笑瓶、NON STYLE・石田明(41)、井上裕介(41)らも懐かしのエピソードを披露。4年前に亡くなった最愛の隆子夫人と出演した旅番組のVTRや、『-ほんわかテレビ』の特番で実現した明石家さんまとの爆笑対談も登場する。

 「平成紅梅亭 笑福亭仁鶴追悼特番」では落語家としての同番組珠玉の名高座3席として、当時58歳だった得意ネタ「青菜」(95年)、当時67歳だった「不動坊」(04年)、当時74歳だった十八番ネタ「つぼ算」(11年)を放送する。

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2021年8月26日のニュース