パラ開会式 演出のウォーリー木下氏に世界が注目 視聴率は23・8%

[ 2021年8月26日 05:30 ]

<パラリンピック開会式>艶やかに演出される開会式
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 東京パラリンピックの開会式から一夜明けた25日、演出を担当したウォーリー木下氏(49)が、海外のメディアやSNSで注目を集めている。

 鮮やかなプロジェクションマッピングを随所に取り入れ、世界の視聴者を魅了。英BBCは「色彩と祝いに満ちていた」、米CNNは「活気に満ちた式で始まった」と報じた。

 同氏は神戸大在学中の90年代に「劇団☆世界一団」を結成。漫画やアニメなどが原作の「2・5次元」舞台の演出で知られ、生身の人間の躍動に音楽と映像を融合させた演出が持ち味。週刊少年ジャンプの人気バレー漫画「ハイキュー!!」の舞台などを手がける。

 「世界一団」のかつてのホーム劇場で、舞台芸術プログラム・ディレクターを務める神戸アートビレッジセンターの担当者は「アイデアが多岐にわたり、豊富で周りを巻き込む力があった」と若き日の同氏を回想。「活躍の場がより広がると思う」と期待を語った。

≪開会式前半部分視聴率23・8% 00年以降で最高≫NHK総合で24日夜に生中継した東京パラリンピック開会式の前半部分の平均世帯視聴率が23・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが25日、明らかになった。

 中継は午後7時58分~同9時と、同9時30分~同10時53分の2部構成で、2000年のシドニー大会以降、最高を記録。瞬間最高は午後8時54分に記録した26・0%。各国選手団の入場行進の場面で、見どころである民族衣装や、プロジェクションマッピングを駆使した国旗の演出などが注目を集めた。

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