野々村真 退院して思うこと「命の選別される時代になってきている」 母親たちへ「しっかり守ってあげて」

[ 2021年8月26日 13:56 ]

野々村真
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 新型コロナウイルスに感染し、25日に退院したことを報告した野々村真(57)が26日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)にVTR出演。退院した今の心境を明かした。

 退院の翌日となる25日、番組MCの坂上忍(54)のリモートインタビューに応じた。野々村は先月30日にPCR検査を受け陽性が確認され、その後、自宅療養を続けていたが、今月5日に体調が急激に悪化し、入院。一時はICU(集中治療室)に入るほど症状は悪化したものの、24日に退院した。

 現在は安静にしながら少しずつリハビリをしているという野々村。今はまだ思い切り息を吸い込むのに少し時間がかかるといい、「階段を上り下りすると疲れてしまうので、少しずつ休憩しながらやっている」とした。

 野々村は「コロナにかかったら絶対に医療の方々にお世話にならなきゃ助からないんだっていう、だから医療従事者の方は本当に一生懸命文句も言わず、自分の使命感だけで本当にいろいろね、本当に一生懸命やってくれてるんだよ、医療従事者の方々は。本当にこの人たちは文句も言わず、一生懸命に命を救おうとしている。自分だったらいつでも助けてもらえる、なんて今そんな状況じゃないからさ。本当にそうなんだよって。今だから、こうやって助かる人も助からない人も、もう今、命の選別される時代になってきているんだっていう」と訴えた。

 さらに「あと子どもたちも本当に気を付けないといけない。お母さんたちもしっかり守ってあげてほしい。みんなで守らないといけないことだけど。こうやって医療従事者の方がこんな思いをして助けるんだよってことを、親だったらちゃんと子供たちに説明することができなければいけないし、親たちもその見本を見せなきゃいけない」と続けた。

 この言葉に、タレントの薬丸裕英(55)は「生の叫びの声。我々は何ができるかってやっぱり感染しないこと。重症者を増やさない事。1人ひとりがもう一度考え直して、行動を見つめ直す、それしかないと思う」と応じた。

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2021年8月26日のニュース