笑福亭仁鶴さん 今後も番組の“顔” NHK「バラエティー生活笑百科」おなじみのフレーズ継続へ

[ 2021年8月22日 05:30 ]

落語家の笑福亭仁鶴さん
Photo By スポニチ

 骨髄異形成症候群のため17日に84歳で亡くなった上方落語界の重鎮、笑福亭仁鶴(しょうふくてい・にかく、本名岡本武士=おかもと・たけし)さんの悲報から一夜明けた21日、30年以上にわたり司会を務めたNHK「バラエティー生活笑百科」(土曜後0・15)が放送された。

 オープニングではおなじみの「四角い仁鶴がまぁ~るくおさめまっせ~」と仁鶴さんの声が流れ、似顔絵のイラストも登場。その後「相談室長の笑福亭仁鶴さんが17日にご逝去されました 謹んで哀悼の意を表します」と追悼の言葉がテロップで表示された。17日以前に収録されていたため、代役で司会を務める落語家桂南光(69)らが訃報に触れることはなかった。

 仁鶴さんは初代の西川きよし(75)の後を継ぎ、1986年3月から同番組の司会(相談室長)として出演。高齢による体力の衰えもあって2017年5月に初めて収録を欠席し、一度は復帰したものの同8月からは療養のため番組を休み、南光が代理を務める形をとっていた。

 今後、仁鶴さんのオープニングの声やイラストをどうするかは未定。NHK関係者は「東京パラリンピック中継のため2週間放送がないので、この間にどうするか決める」と話している。

 SNS上では「オープニングの音声と似顔絵はそのまま続けてほしいな」と希望する声や、「このナレーションを聞くと安心する」など支持する声が多い。NHK関係者は「仁鶴さんのこのフレーズは番組の象徴。今後も残す方向になるでしょう」と話している。四角い顔の仁鶴さんが、番組の“顔”として生き続けていくことになりそうだ。

続きを表示

2021年8月22日のニュース