仁鶴さんの弟子の仁嬌“最後の時間”明かす「まだまだ勉強を積みなさい、と言われたようだった」

[ 2021年8月22日 05:30 ]

落語家の笑福亭仁鶴さん
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 仁鶴さんの弟子の笑福亭仁嬌(63)が師匠と過ごした“最後の時間”を明かした。

 13日、仁鶴さんの自宅に弟子らで恒例の夏のあいさつに出向いた。密を避け分かれて10~15分面会。仁鶴さんはベッドに横たわっていたが「話もしっかりしておられた」という。

 仁鶴さんに「いくつになった?もう60か。60はな、まだ青年の尻尾を持ってるんやで。でも70になったらな、その尻尾も取れるから」と言われ、「まだまだ勉強を積みなさい、と言われたようだった」と仁嬌は語った。

 1977年に入門。「お客さんを笑わそうと思うな。基礎をきっちりして“落語を紹介しよう”という気持ちを忘れるな」と教わった。遺体との対面も「眠っているような。生きているような、穏やかなお顔でした」と思い返した。

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