「24時間テレビ」募金リレー第6走者は元体操日本代表・田中理恵さん「恩返しって気持ちを大切に」

[ 2021年8月22日 11:27 ]

「24時間テレビ」募金リレーで第5走者を務める元体操選手の田中理恵さん
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 日本テレビ「24時間テレビ44」(21~22日)で、計10人(予定)のランナーがリレー形式で約100キロの距離を走る「復興への想いを繋ぐ 募金リレー」の第6走者として元体操選手で2012年ロンドン五輪代表の田中理恵さん(34)が登場した。

 福島県樽葉町にある東日本大震災からの復興の象徴「Jヴィレッジ」で行われる募金リレーでは、1日目には、第1走者でメインパーソナリティーの「King&Prince」岸優太(25)、第2走者の東京五輪で卓球混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼(32=木下グループ)が登場。2日目には、第3走者のフィギュアスケートの荒川静香さん(39)、第4走者の東京五輪でレスリング女子57キロ級の川井梨紗子(27=ジャパンビバレッジ)、62キロ級の妹・川井友香子(23=ジャパンビバレッジ)姉妹、第5走者のラグビー元日本代表の五郎丸歩さん(35)がそれぞれ10キロを走破した。

  五郎丸さんのゴールを見守ると、田中さんは「一歩一歩前向きに」と記されたタスキをかけて「行ってきます!」と笑顔でスタート。

 ロンドン五輪を控え、不振にあえいでいたという田中さんは「震災で本当に大変になっている世の中があって、自分たちが体操をしていていいのか不安だった」と当時を回顧。「少しでも励ましたい」という思いで被災地を訪問すると、「震災ですごくつらい思いをしていて、今にも心が壊れそうな子供たちがいる中で逆に励まされてしまった」と振り返った。

 ロンドン五輪では団体8位入賞の好成績を収め、五輪報告会での「ありがとう」という言葉に「すごいうれしかった。私たちが本当は『ありがとう』って声をかけたいのに、先に『ありがとう』って言葉をいただけたときは言葉が出なかったです」とし、「自分たちが何をすべきかを考えた時に、みんなに恩返しって気持ちを大切にしたいので、心を込めて走らせてもらえたらいいなと思います」と語った。

 これまで登場した6人ほか、元サッカー女子日本代表選手でタレントの丸山桂里奈(38)の参加が発表されているが、残り3人の走者は随時発表されていく。

 残りの走者の肩書きとして世界王者、国民栄誉賞、東京五輪銀メダリスト、元ランナーの順となっている。

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