藤井2冠 豊島叡王との第4局始まる 戦型は相掛かり 史上最年少3冠なるか 夕刻終局予定

[ 2021年8月22日 12:19 ]

叡王戦第4局に臨んだ豊島将之叡王(左)と藤井聡太2冠(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太2冠(19)=王位、棋聖=が22日、名古屋市の名古屋東急ホテルで、第6期叡王戦5番勝負の豊島将之叡王(31)=竜王と2冠=との第4局に臨んだ。午前9時に始まり、戦型は相掛かりへ進んだ。

 両者が直近に対戦した18、19日の第62期王位戦7番勝負第4局も相掛かりになった。手番も今回と同じ豊島の先手。しかし敗れた豊島が前回から変化し、飛車先の歩交換を優先しなかったことで10手目にして違う展開になった。46手まで進んだ、正午の昼食休憩の局面は、豊島がひねり飛車模様に飛車を8筋へ転回させ、左桂の活用を目指している。

 5番勝負は藤井の2勝1敗。藤井が勝てば豊島から叡王を奪取し、3冠となる。19歳1カ月での3冠は羽生善治九段(50)が1993年に樹立した最年少記録、22歳3カ月を28年ぶりに3歳あまり更新する。

 午前10時のおやつは豊島が瀬戸内大長レモンケーキとアイスレモンティー、藤井が熊本県産和栗のプリンショートとアイスコーヒー。昼食は豊島が同ホテル「なだ万」の鰻ひつまぶし、藤井が同ホテルの名古屋コーチンスパイシーカレー。

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2021年8月22日のニュース