TOKIO城島 DASH村を10年ぶり訪問で思い新た「僕らは走り続けてなんぼなんやな」

[ 2021年8月22日 20:40 ]

TOKIO城島茂
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 「TOKIO」の城島茂(50)が22日、日本テレビ「24時間テレビ44」(21~22日)で、「ザ!鉄腕!DASH!!」の舞台だった通称「DASH村」を10年ぶりに訪れた様子が放送された。

 今年は東日本大震災から10年の節目。震災当時、同局系「ザ!鉄腕!DASH!!」の舞台で、「TOKIO」のメンバーが農業を一から学んだDASH村がある福島県浪江町も、大きな被害を受けた。3月11日の震災当日は、同番組の収録で休憩中。メンバーやスタッフが大きな揺れに驚き、建物から慌てて飛び出す様子も放送された。

 今年7月中旬には、その時以来10年ぶりにDASH村を訪問した。「King&Prince」岸優太(25)、「SixTONES」森本慎太郎(24)とともに門を開くと、母屋のかやぶき屋根は草が生えた状態。家の中からは「城島」と書かれた、当時使っていたヘルメットも見つかったが、放射能の除染が済んでおらず、取りに入ることはできなかった。それでも、村のシンボル的存在で、樹齢50年を超える里桜が今も立派に葉を付けている姿を見ると、「僕らが村に来られないから、勝手に時が止まってると思ってたんだけど、全然そんなことなくて」と安堵の表情。「僕らは走り続けてなんぼなんやな」と思いを新たにした。

 浪江町出身で、TOKIOに農業を一から教えてくれた地元の農業・三瓶明雄さんが、震災後に死去。病床で「TOKIOの皆さんは頑張れるけど、私はもう頑張れない」と話し、この世を去った明雄さんの無念に、城島は「明雄さんも帰りたかっただろうな、村に」と思いを口にした。

 城島は今回の「24時間テレビ」で、10人がつなぎ100キロを走る募金リレーの最終走者を務めた。チャリティーリレーへの参加は、101キロを完走した14年以来、7年ぶり。第2の故郷・DASH村や恩師への思いを背負って走り続けた。

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2021年8月22日のニュース