「マンガ道場」柏村アナ 故・富永一朗さんと墓を訪れた思い出「今ごろ『俺は寝るよ』なんて…」

[ 2021年5月28日 19:56 ]

漫画家・富永一朗さん
Photo By 共同

 フリーアナウンサー柏村武昭(77)が28日、パーソナリティーを務める広島エフエム「柏村武昭のだんRUNラジオ」(金曜前11・30)に出演し、今月5日に老衰のため死去した漫画家・富永一朗さん(享年96)との思い出を語った。

 日本テレビ系「お笑いマンガ道場」で、最終回まで17年にわたり司会を務め、解答者だった富永さんと長年、共演した。訃報が流れた22日を振り返り、柏村アナは「『富永一朗逝去』のニュースが日本中に流れてね、大変な反響でしたね。僕も『お笑いマンガ道場』で長年にわたってお世話になった方です」としみじみ話した。

 富永さんはきちょうめんで、番組内で“けなし合い”を演じた漫画家の故・鈴木義司さんとは両極端な性格だったという。「皆さんにサインを求められても、鈴木先生はパパパパッときれいに短めにぱっと書いちゃう。富永先生は一生懸命書くから時間かかるのよ。鈴木先生の3、4倍かかるのよ」。過去に浜松のうなぎ店でサイン責めにあった際には、新幹線の時間があるにも関わらず、富永さんは1枚ずつ丁寧に書いていたそうで、「富永先生は1時間くらいかっかっちゃうの。新幹線、遅れましたよ。それくらい丁寧な方でしたよ」と振り返った。

 富永さんは生前から都内に墓を建てており、柏村アナは一緒に見に行った思い出を明かした。「球の形をしたユニークな墓でね。墓石には代表作『チンコロ姐ちゃん』のキャラクターが、花を持っている姿で刻まれているんですね」。富永さんは「俺は子供がいないんで、このキャラクターに花を供えてもらうんだ」と話していたという。

 柏村アナは「今ごろその墓の中でゆったりと、『俺は寝るよ』なんて寝てるんじゃないかな?」と話し、「96歳、天寿をまっとうされた素晴らしい人生でした。お疲れ様でした。ありがとうございました。合掌です」と追悼の言葉を送った。

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2021年5月28日のニュース