フジ社長 田村正和さんは「テレビで燦然と輝くスター」 哀悼の意「本当にありがとうございました」

[ 2021年5月28日 15:00 ]

フジテレビ社屋
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 フジテレビは28日、新型コロナウイルス拡大の影響で社長定例会見を中止したことを受けて、質問状に文書で回答。心不全のため4月3日に死去した俳優の田村正和さん(享年77)に感謝した。

 同局の遠藤龍之介社長(65)は「田村正和さんには『眠狂四郎』『ニューヨーク恋物語』『古畑任三郎』など、多くの作品にご出演いただきましたが、その全ての作品で田村さんは、圧倒的な存在感で我々を楽しませてくださいました」と感謝。「田村さんの代表作の一つとなった『古畑任三郎』が始まったとき、自分は編成部にいましたが、今までなかった新たなスタイルのドラマで、その中で田村さんがあの古畑という一風変わったキャラクターを、実に魅力的に演じられている様子を見て、衝撃を受けた記憶があります。シリアスでニヒルな二枚目からコミカルな役柄まで、幅広く演じ分けられていた田村さんは、まさにテレビの中で燦(さん)然と輝くスターでした」と続けた。

 同局では、田村さんの追悼特番として「古畑任三郎ファイナル~ラスト・ダンス~」(24日)など放送。遠藤社長は「先日、追悼特番として『古畑任三郎』を放送しましたが、久しぶりにご覧いただいた方からだけではなく、今回初めて見たであろう若い世代の方からも『古畑』を絶賛するお声を頂き、世代を超えて愛される素晴らしいドラマであることも再確認しました」としたうえで「今まで本当にありがとうございました。この場を借りて哀悼の意を表したいと思います」とした。

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