木下優樹菜さんらに3億円賠償請求 化粧品会社などタピオカ騒動で「イメージ毀損」

[ 2021年5月28日 05:30 ]

木下優樹菜さん
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 昨年7月に芸能界を引退した木下優樹菜さん(33)がタピオカ騒動を巡って、イメージモデルを務めていた化粧品会社「ロハス製薬」などから損害賠償を求める民事訴訟を提起されていることが27日、分かった。

 同社などは木下さんのほか、当時の所属事務所プラチナムプロダクションと、仲介した広告会社Birdmanの3者に対して提訴。Birdmanがこの日までに公開したIRニュースで明らかとなった。

 IRニュースによると、訴訟を提起したのはロハス製薬とその関連会社であるアイア社の2社。一連の騒動を受けブランドイメージが毀損(きそん)されたと主張し、Birdmanには約3億円の損害賠償を求めている。訴訟が提起されたのは4月1日で、同社は今月20日に訴状を受け取った。

 木下さんは2019年1月、ロハス製薬が展開するフェースマスクのブランド「ALFACE+(オルフェス)」のイメージモデルに就任。その後、同10月に実姉が勤務していた都内のタピオカ店へ恫喝(どうかつ)まがいのメールを送っていたことが明るみに出て騒動に発展。その後に芸能界を引退している。

 Birdmanはプラチナムプロダクションに対して損害賠償を求めていたとし、今回の訴訟については「(2社の)主張はいずれも認められるものではないとの前提で、裁判において当社の主張を行い、本件の適切妥当な解決を図ってまいります」と今後の見通しについて言及した。

 ともに提訴されたプラチナムプロダクションも「訴状は届いております。今後は弁護士と協議の上、適切に対応していきます」とした。

 ▽タピオカ騒動 19年7月にオープンした都内のタピオカ店に木下さんの実姉が勤務しており、木下さんが当初は「姉の店」として積極的に宣伝していたが、実姉がオーナーとトラブルになり退店。その後、オーナーに「事務所総出でやりますね」などと恫喝まがいのメッセージを送った。10月にこの内容が公開されると騒動となり芸能活動を一時自粛。20年7月には引退を発表。今回の訴訟とは別に、タピオカ店のオーナー側が木下さんを相手に損害賠償を求めて提訴、裁判に発展している。

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