「天国と地獄」直虎彷彿?日高・高橋一生の“告白”&日高&東朔也の“15分差”にネット涙 次回最終回

[ 2021年3月14日 22:15 ]

日曜劇場「天国と地獄~サイコな2人~」第9話。日高(高橋一生)は「捕まるなら、あなたがよかった」、彩子(綾瀬はるか)は「絶対に、絶対に助けるから」と“告白”(C)TBS
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 女優の綾瀬はるか(35)が主演を務めるTBS日曜劇場「天国と地獄~サイコな2人~」(日曜後9・00)は14日、第9話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 鹿児島・奄美大島に伝わる「月と太陽の伝説」かのごとく、刑事と殺人鬼の魂が入れ替わる究極の“スイッチエンターテインメント”。脚本はNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」などで知られる森下佳子氏(50)が手掛けるオリジナルストーリー。


 再び歩道橋から転がり落ちた彩子(魂・日高、綾瀬)と日高(魂・彩子、高橋一生)。手錠、石、満月の条件が揃い、2人の魂は元に戻った。

 彩子(綾瀬)と日高(高橋)、湯浅(迫田孝也)と陸(柄本佑)はそれぞれ奄美大島へ向かった。

 日高と生き別れた双子の兄・東朔也=“師匠”湯浅(迫田孝也)が大人になってから再会した経緯、哀しき兄弟愛も明らかに。コ・アース社社長の日高が顧客の落としたコンタクトレンズを探していたところ、清掃員の東が発見。偶然の再会だった。

 2人は次第に仲良くなり、右手のひらのホクロなどから日高は東が兄だと気付く。病魔に冒されていた東は、漫画「暗闇の清掃人Φ」の主人公、清掃会社に勤める青年「Φ(ファイ)」=「クウシュウゴウ(空集合)」になりたいと猟奇殺人を犯した。「おまえが15分先に生まれてくりゃ、
おまえの人生はオレのものだったんだよ」――。

 日高は殺人現場に足を運び「兄が私に迫っているんだと思いました。(東の)共犯になるか、それとも赤の他人として通報するのか、好きにしろって。私には通報することができませんでした。15分違えば、私がやっていたことだったからです」――。日高は殺人現場を清掃し、証拠隠滅を手伝った。

 しかし、奄美大島には河原(北村一輝)が先回り。フェリーの上。「捕まるなら、あなたがよかった」「何も2人して地獄に行くことはありません」と両手を差し出す日高に、彩子は「絶対に、絶対に助けるから。6時7分、日高陽斗、連続殺人の容疑で確保しました」と手錠をかける。と同時に、河原も「よう頑張ったな、猿芝居。望月彩子、犯人隠匿及び証拠隠滅の容疑で確保」と彩子に手錠をかけた。

 東の息はないもよう。八巻(溝端淳平)は「実は、望月さんは…」と五十嵐管理官(野間口徹)に何かを告げる。そして、日高のスマートフォンが「HELLO」と再起動した。

 次回21日は最終回。15分拡大スペシャルとなる。

 SNS上には「15分早く生まれたばかりに運命が天国と地獄だった兄と弟。生まれた境遇が悪いからどんどん社会の底辺に落ちていって最終的に犯罪者になるの、何ら珍しい話じゃないからね。兄の運命に涙しか出ない」「乳歯を落とした理由を聞いた日高の心情に泣ける。一時でも兄を疑ったことを恥じたんだと思う。すれ違いが悲しい」「ラテ蘭に『永遠の15分』って書いてあって何だろう?って思ったら、出生の兄弟の時間差だったんだね。今日は見ていて切なくて涙出たよ」「迫田孝也さん、前回の陸との最後の会話のお芝居も心ギュッとなったけど、今回の主役だなんて悲しい。船を見つめる涙がとてもきれいだった。清掃員の時はまだ整っているのに、今は無精ひげ、汚れた服、硬貨しかない財布。15分の運命。素敵な俳優さんだ」「兄弟愛、師弟愛、本当に切なくも美しくて。そして彩子ちゃんと日高さんの間にも確かに愛が。考えていたら、また涙があふれてきた」などの声が続出。

 「『捕まるなら、あなたがよかった』って告白じゃん、もう…泣くわ」「『捕まるなら、あなたがよかった』とか、これ最高の愛の告白じゃん」「『捕まるなら、あなたがよかった』はズルい。どんな愛の言葉よりも心を持っていかれた」「『捕まるなら、あなたが良かった』って、『2人して地獄に行くことはありませんよ』って、号泣」「あんなに日高を捕まえるために必死になっていた彩子が、日高に『絶対に助けるから』って言うなんて思わないじゃないですか」などの書き込みも相次いだ。

 「自ら汚れ役を買って出る役柄に定評がある高橋一生。#天国と地獄#おんな城主直虎」「『捕まるなら、あなたに捕まりたかった』から槍ドンを思い出す直虎クラスタ。鶴~っ!不憫が似合い過ぎるっ!」「直虎、天国と地獄と見てきて、森下佳子先生はきっと罪をかぶる高橋一生がたまらなく好きなんだろうなって思いました」などと森下氏が脚本を手掛け、高橋が井伊家の筆頭家老・小野政次(まさつぐ)を好演した17年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」を連想する視聴者もいた。

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