松本哲哉教授 東京都コロナ新規330人に「これ以上は下がらない…場合によっては徐々に上がってくる」

[ 2021年3月14日 08:29 ]

TBS社屋
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 国際医療福祉大学感染症学講座主任教授の松本哲哉氏が14日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)にリモート出演。東京都で13日に新型コロナウイルスの感染者が新たに330人報告されたことに言及した。

 都内は緊急事態宣言後に続いた減少のペースが鈍化。直近7日間の平均が前週を上回る日も出てきており、再拡大への懸念が出ている。

 松本氏は「リバウンドが起こっているかどうかの判断は難しいんですけれど、少なくとももう(新規感染者数は)下がらないと思います。少なくとも緊急事態宣言を延長したとしても今状況は変わっていませんし、これ以上は下がらない。むしろ場合によっては徐々に上がってくる可能性がある」と自身の見解を述べた。司会の関口宏(77)が「ということは緊急事態宣言はなかなか解けない?」と聞くと、「この宣言自体は緩い制限でもありますし延長する時に何も追加での策を講じておりませんで、結局は期間だけを延長して様子を見たということにしかなっていませんので、もしこのまま延長したとしてもその効果もなかなか出しにくいと思います。本当に延長するんであれば、きちんとした追加の策を出して目標を持って、どこまで減らすのかってことをやるべきだと思います」と自身の考えを話した。

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2021年3月14日のニュース