アイヌ民族に不適切表現 芸人が謝罪 ドキュメンタリー出演者と面会へ「誠心誠意謝罪の気持ちを」

[ 2021年3月14日 19:29 ]

お笑い芸人の脳みそ夫
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 お笑い芸人の脳みそ夫(41)が14日、自身のツイッターを更新。12日の日本テレビ「スッキリ」(月~金曜前8・00)でアイヌ民族の女性を取り上げたドキュメンタリー番組を紹介した際の「アイヌの方たちを傷つける不適切な表現」について謝罪した。同局は12日の夕方のニュース番組などで謝罪していた。

 脳みそ夫は直筆の書面をアップ。「この度は、ドキュメンタリー作品の出演者ならびにアイヌ民族のすべての皆さまにお詫び申し上げます。今回の件で僕の勉強不足を痛感しました。知らなかったとはいえ、長い年月にわたりアイヌの皆さまが苦しまれてきた表現をすることになってしまいました。大変申し訳ございませんでした」と謝罪。ドキュメンタリー出演者と会う機会を得たといい「誠心誠意謝罪の気持ちを伝えて参ります」とした。

 動画配信サービス「Hulu(フールー)」の番組を紹介するコーナーで、ドキュメンタリー「Future is MINE―アイヌ、私の声―」を紹介した後、脳みそ夫が披露した謎かけの中にアイヌ民族を差別する言い回しがあったとして、批判の声が上がっていた。

 直筆書面の全文は以下の通り。

 この度は、ドキュメンタリー作品の出演者ならびにアイヌ民族のすべての皆さまにお詫び申し上げます。

 今回の件で僕の勉強不足を痛感しました

 知らなかったとはいえ、長い年月にわたりアイヌの皆さまが苦しまれてきた表現をすることになってしまいました。

 大変申し訳ございませんでした。

 数日間、事務所の社長やマネージャーと相談をし、色々と考えていました。

 社長のお知り合いのアイヌ民族の研究をされている方にお力添えいただき、ドキュメンタリー作品の出演者の方にお会いする機会をいただきました。誠心誠意謝罪の気持ちを伝えて参ります。

 許されるなら、これを機にアイヌの皆さんの歴史や伝統、文化を勉強していきたいです。

 僕は笑いを通して歴史を知ってもらいたい気持ちがあり、そういうネタもたくさんあります。今後は僕なりの表現で勉強したことをお伝えできるよう頑張ります。

 本来、僕が紹介していたドキュメンタリー作品「Future is MINE―アイヌ、私の声―」

 是非みなさまに観ていただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。

 脳みそ夫

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