たけし「勝負の3週間」に首ひねる「何が勝負なの?」「妙な区切り方」

[ 2020年12月13日 16:48 ]

ビートたけし
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 タレント、ビートたけし(73)が13日放送のテレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。政府が新型コロナウイルス感染拡大防止を呼びかけた“勝負の3週間”に対して、疑問を呈した。

 番組では新規感染者が過去最多を更新し、医療崩壊の危機が深刻な問題となっていると伝えた。たけしは西村康稔経済再生担当相(58)が先月25日、「この3週間が勝負だ」と訴えたことに、「国としても勝負の3週間という、ちょっと意味がよく分からない」と、首をひねった。

 勝負という表現に関して「勝ち負けなんだから、どうなったら勝ったのか、どうなったら負けたのか…」。相撲を引き合いに出し、「8勝7敗っていうのは勝ち越しだから一応勝ったことになるのかという。コロナで8勝7敗っていうのは同じじゃないのかっていう感じがしないでもなくて」と続け、「何を持って勝負しているのかね、何が勝負なの?」と投げかけた。
 
 西村経済再生担当相の発言から3週間後は今月16日。「妙な区切り方して」と指摘したたけしは、「ワクチンの件もあるけど、何年もかかって、結局最終的には浸透しちゃうっていうか。全員が抗体を持って『アイツ(コロナに)今頃かかったの』なんていうような時代が初めて勝った(と言える)んじゃないの。インフルエンザが浸透しちゃったのと同じように」と私見を述べた。

 エッセイストの阿川佐和子さん(67)は「3週間我慢しろって言われると、3週間後には楽になったり、いいことあるのかなって思っちゃうんですけど」と話した。相づちを打ったたけし。「外出禁止で3週間は(自宅に)いなきゃダメだ、(3週間後に)今日から(外に)行くぞ!って、そういう意味じゃないんだけど」と語ると、阿川さんは「違うんですよね。菅(義偉首相)さん聞いていますか、よろしくお願いしますね」と、カメラ目線で訴えた。

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2020年12月13日のニュース