上原浩治氏 あのペタジーニ“涙の敬遠”を回顧「1打席目から敬遠の指示は出てたんですけど」

[ 2020年12月6日 16:42 ]

上原浩治氏
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 巨人在籍時の昨年5月にシーズン途中で現役を引退した元メジャーリーガーの上原浩治氏(45)が6日放送の関西テレビ「マルコポロリ!」(日曜後1・59)に出演。21年前の“涙の敬遠”のついて言及した。

 1999年10月5日に行われた神宮球場での巨人―ヤクルト最終戦。当時、41本塁打の松井秀喜(巨人)と42本塁打のペタジーニ(ヤクルト)がし烈なタイトル争いを続ける中、松井が敬遠気味に歩かされ続けると、自身のシーズン20勝目がかかっていたドラフト1位ルーキー上原もベンチからの指示に従って敬遠気味の四球で第3打席のペタジーニを歩かせた。その直後、上原はマウンドの土を思いっきり蹴り上げ、ユニホームで何度も涙をぬぐった。

 当時のVTRを見た上原氏は「1打席目から敬遠の指示は出てたんですけど、勝負させてもらって。でも松井さんが3打席目、4打席目も完全に敬遠されたので、“ちょっと次は完全に敬遠してくれ”と言われて」と明かした。そして「もちろん点差もそんな敬遠するような場面ではなかったですし、タイトル争いっていうのは、プロに入る前から見てて気持ちよくなかった。わざとするっていうのが嫌だったので、まさか自分が当事者になると思っていなかった。見てて嫌だったし、やってても嫌でしたね」と振り返った。

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2020年12月6日のニュース