活動再開の鞘師里保 モー娘卒業後ドラマ初出演「奇跡的なタイミング」山里亮太の妄想で本人役

[ 2020年9月9日 07:00 ]

(上段左から)中条あやみ、芳根京子、森七菜、飯豊まりえ(中段左から)大原櫻子、山本舞香、大友花恋、白石聖(下段左から)鞘師里保、池田エライザ(C)「あのコの夢を見たんです。」製作委員会
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 今月3日に新事務所入りを報告し、5年ぶりに芸能活動を本格再開した元「モーニング娘。」の鞘師(さやし)里保(22)が、10月2日スタートのテレビ東京「あのコの夢を見たんです。」(金曜深夜0・12)で2015年のグループ卒業後、初の映像出演を果たすことが8日、分かった。南海キャンディーズ・山里亮太(43)が実在の人気女優らをイメージした同名の短編妄想小説集をドラマ化。原作にはない新規エピソードで、本人役を演じる。卒業後初のドラマ出演となる鞘師は「デビュー当時からお世話になっていた山里さんの作品に、まさかこのような奇跡的なタイミングで出演させていただけるとは思ってもいませんでした」と驚き、喜んでいる。鞘師を含む「テレ東深夜ドラマ史上最も豪華な」若手女優陣10人の出演も発表された。

 「きのう何食べた?」や「勇者ヨシヒコ」シリーズなど数々の話題作を生み出している金曜深夜のテレ東看板枠「ドラマ24」記念の第60作。主人公・山里亮太役は、俳優の仲野太賀(27)が演じる。

 今回発表されたキャストは中条あやみ(23)芳根京子(23)森七菜(19)飯豊まりえ(22)大原櫻子(24)山本舞香(22)大友花恋(20)白石聖(22)、鞘師、池田エライザ(24)の10人。例えば、芳根出演の「そして伝説へ…」は世界を支配した魔王が滅ぼされてから、30年後。現役を引退した光の騎士の1人・山里と共に診療所で働いているナース。魔王が復活したという知らせが届き…ひょんなことから芳根は勇者になってしまう…というストーリー。山里が実在する人気女優・アイドル・モデルたちを想像した世界の中で、女優陣がどのように本人役を演じるのか、注目される。

 鞘師はテレ東ドラマ初出演。原作にはない書き下ろしエピソード「また明日」に登場し、物語のキーワードは“時を重ねた出会い”。「私は最近、約5年ぶりに芸能活動を再開したばかりなのですが、デビュー当時からお世話になっていた山里さんの作品に、まさかこのような奇跡的なタイミングで出演させていただけるとは思ってもいませんでした。本当にご縁に恵まれ、幸せに思います」

 山里が妄想した本人役には「周囲の方々が知る鞘師里保の特徴がたくさん詰まっていて、うれしかったです。ストーリーの中の鞘師は、もっと可憐で素敵な女の子に仕上げていただいてます。また、まさかの展開や演出もあるので、ビックリしたり、クスッとしたり楽しかったです!」と手応え。

 共演の仲野については「とても暑い中での撮影でも、常に気さくで、和やかなムードを作ってくださいました。私の緊張もどんどんほぐしていただき、ありがたかったです」と感謝し「私を知ってくださっている方々には私のイメージと重ね合わせて見ていただきたいですし、ハートウォーミングなお話なので、初めましての方々にも素敵な女の子に映っていれば、うれしいです!」と期待した。

 モー娘時代に“絶対的エース”と呼ばれた鞘師は、女優の篠原涼子(47)らが在籍する芸能事務所「ジャパン・ミュージックエンターテインメント」に所属。芸能活動を本格再開した。

 卒業後はダンスと語学を学ぶため、米ニューヨークなどに2年間留学。18年11月に当時の所属事務所と契約終了後は、フリーで少しずつ活動してきた。グループ史上屈指といわれたダンスの技量に本場の表現力が加わった「卒業後初ドラマ」に注目が集まる。

 ◆鞘師 里保(さやし・りほ)1998年(平10)5月28日生まれ、広島県出身の22歳。アクターズスクール広島で腕を磨き、モー娘9期メンバーオーディションで合格し、2011年に加入。14年に記録したグループ初のシングル5作連続1位など再ブレークを支えた。叔父はプロ野球・広島の鞘師智也スカウト。

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