笑福亭鶴瓶「CMがぎょうさん来た」 あの笑顔の誕生秘話明かす

[ 2020年9月9日 12:35 ]

落語家の笑福亭鶴瓶
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 落語家の笑福亭鶴瓶(68)が8日深夜放送のテレビ東京系「チマタの噺」(火曜深夜0・12)に出演。珍しく「辞めたい」と言った番組がきっかけでトレードマークの笑顔が誕生したことを明かす場面があった。

 鶴瓶はお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」とともに日本テレビの人気バラエティー「投稿!特ホウ王国」(94年5月~97年9月)にレギュラー出演。番組では、視聴者から投稿された「おもしろ仰天スクープ」を内村班と南原班に分けて報道形式で紹介、投稿を芸能人審査員が採点していくもので、高視聴率を獲得した。この番組をきっかけで鶴瓶の人気も全国区となった。

 番組スタート当時は不満があったという鶴瓶。番組内のセリフ「ウッチャンどうぞ」「ベストスクープ賞には50万円差し上げます」「ナンチャンどうぞ」「ベストスクープ賞には50万円差し上げます」と再現し、「2回目の収録の時に『俺、これ、何が楽しいの?』あんまり言わないけど、『辞めたい』って(言った)」と番組の総合演出だった日本テレビの五味一男氏(56)に降板を申し入れた過去を明かした。

 この話に、ゲストのお笑いタレントの東野幸治(53)は爆笑しながら「漫談話させたら日本一の鶴瓶さんに」とツッコミ。鶴瓶の申し入れに、五味氏は「鶴瓶さん、絶対にこれは(視聴率は)20%必ずいきます。もっといくからもしれないから必ずやってください」と言ったといい、「とにかく秒数とか毎分とかあるんです」と説明。鶴瓶も「20%とったら許してやる!」とその場では納得したそうで「32%までいった」と最終的に番組の大ヒットで事なきを得たという。

 さらに「『あんたの笑顔はザッピングされないからずっと笑っといて』って。『笑っといたら上がるの?』って言ったら、『笑っておいたら、絶対スイッチングされない』って」と笑顔に太鼓判を押されたといい、「それからこんな顔になった」と自身のトレードマークである細目の笑顔を披露。「こんな顔したらCMがぎょうさん来た」と不敵に笑った。

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2020年9月9日のニュース