イープラス 新型コロナ中止のチケット払い戻し費用全額を負担 通常は興行主催者が負担「未曾有の事態」

[ 2020年3月5日 16:45 ]

 チケット販売大手「イープラス」(東京都渋谷区)は5日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、今年2月1日~3月31日に中止が決定したイベントについて、通常は興行主催者が負担する、購入者へのチケット払い戻しに伴う費用全額を、同社が負担すると公式サイトで発表した。倉見尚也社長は「現在、全国各地にわたる様々なジャンルの公演が次々と中止・延期となっていくことを目の当たりにしております。それぞれの公演主催者の方は苦渋な判断と、その対応に追われていることと思います。当社も同様、その対応に追われておりますが、早期の事態の収束を祈るとともに、各種ライブ・エンタテインメントが早くお客様に届けられるよう当社も微力ながらも協力していくことが、この業界に携わる者として必要だと考え、このような対応の決断をいたしました」とコメントした。

 発表は以下の通り。

 新型コロナウイルスによる肺炎について、感染症法に基づく「指定感染症」と検疫法の「検疫感染症」に指定する政令が2020年2月1日に施行された頃より、本件に起因したイベントの中止払戻依頼を興行主催者より受け始めました。さらに、同年2月26日に政府よりイベントの中止、延期、又は規模の縮小等の要請を受けたことにより、中止・延期などが相次ぎ、興行主催者は安全対策、振替日程の調整、中止や延期の対応に追われるとともに、大きな経済的損失を受けることが予想されています。

 この未曾有の事態を受け、当社では熟慮の末に2020年2月1日より2020年3月31日までに中止が決定したイベントについて、通常興行主催者にご負担いただく、お客様へのチケット払戻しに伴う費用全額を当社が負担することを決定いたしました。

 イベント中止の際に当社が払戻対応を行う場合、コールセンターの人員、お客様から返送されたチケットの郵便代や開封・返金処理、返金に伴う振替払出証書の発行・郵送や現金振込手数料の費用として、興行主催者より中止払戻手数料を頂いておりますが、ライブやイベントを心待ちにしているファンの皆様のためにも、業界団体や関係各社と連携し、1日も早い事態の収束へ向けて、アーティスト、チーム、劇団、イベント団体の活動に微力ながらも役立ちたいと考え、今回の決定に至りました。なお、現時点での中止状況や該当のイベント件数について、政府・関係機関の発表状況や振替開催日の調整により刻一刻と変化しているため、公表を控えさせていただきます。これに伴い、当社では、中止払戻手数料の全額負担による当期経営数値への影響を数億円と見込んでいます。

 今回の事象を受け、当社ではチケット販売に限らず、アーティストや各団体の皆様の安定的な活動をサポートするサービス検討チームを立ち上げました。今後さらに、ライブ・エンタテインメント業界の発展に寄与したいと考えております。また、当社は、一般社団法人日本音楽事業者協会、一般社団法人日本音楽制作者連盟、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会のエンターテインメント関連3団体に加え、主要コンサート制作会社各社が、3月4日に発表した新型コロナウイルス感染拡大の防止を呼びかけるための声明文「エンターテインメントを愛する皆さんへ」にも賛同しております。

 <対象興行>当社が運営する「イープラス」、及び当社がチケット販売システムを提供する提携団体でチケット販売が行われ、2020年2月1日より2020年3月31日までに、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の影響により開催中止が決定(当社へ連絡を頂いた)となった興行(開催時期は問いません)が対象です。

 <対応内容>上記対象イベントで、当社が払戻対応を行った場合でも、興行主催者様に中止払戻手数料をご請求いたしません。
 ※対象手数料について:チケット販売における、上記以外の各種登録料、及び手数料については、本件の対象外となります。
 ※対象公演について:延期となった公演、及び実施した公演における希望者への払い戻しを行った場合の手数料については、本件の対象外となります。

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