坂上忍、賛否分かれる劇場公演の開催「僕がプロデューサーだったら中止か延期。演出家だったら…」

[ 2020年3月5日 13:59 ]

俳優の坂上忍
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 俳優の坂上忍(52)が5日、MCを務めるフジテレビ系「バイキング」(月~金曜前11・55)に生出演。政府による新型コロナウイルスの感染拡大防止のためのイベント自粛要請を受け、賛否が分かれている劇場公演の開催について語った。

 劇作家で演出家の野田秀樹氏(64)が1日に「一演劇人として劇場公演の継続を望む」とする意見書を発表。この意見書に劇作家の平田オリザ氏(57)やケラリーノ・サンドロヴィッチ氏(57)が賛同したが、高須クリニックの高須克弥院長(75)は「人は死ぬと二度生き返れません。生命を守るのは何よりも重要」と劇場公演の自粛を訴えた。
 坂上は賛否が分かれている劇場公演の開催について、「僕がプロデューサーだったら、中止か延期にします」ときっぱり。だが、「(自身が)演出家だったら抵抗します。でも、最終的にはプロデューサーの判断に従います」と語った。

 立場によって違いが生じる理由について、「演者の気持ちを背負っているのを演出家とするなら、“こういう時期だからこそ演劇をやるべきなんじゃないの”という思考にいきかねない」と説明。しかし、「プロデューサーだったら最悪のことを考えないといけない。その最悪のことになった時にどれだけ迷惑がかかるかを考えたら、中止にせざるをえない状況なのかなと思います」と現状を冷静に分析していた。

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2020年3月5日のニュース