海老名香葉子さん 孫・林家たま平が落語家になるキッカケは“天丼”と“どら焼き”

[ 2020年3月5日 21:30 ]

エッセイストの海老名香葉子さん
Photo By スポニチ

 エッセイストで故初代林家三平さんの妻・海老名香葉子さん(86)と、孫で落語家の林家たま平(25)が5日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜正午)に出演。祖母と孫のエピソードを明かした。

 たま平の曽祖父は故七代目林家正蔵さん、祖父は故初代林家三平さん、父は九代目林家正蔵(57)という、親子4代での落語家はその世界では初めてのこと。中学・高校時代はラグビーに熱中し、昨年はTBS系ドラマ「ノーサイドゲーム」にも出演した。学生時代はラグビーを続けたい気持ちと、落語家になりたい気持ちの半々だったという。「高校3年の冬、進路を決めなきゃいけないってときに(香葉子さんに)浅草のそば屋さんに連れて行かれまして」と、落語家になるキッカケを明かした。

 当時のたま平の様子を「(落語家には)向いてないだろうなと思っていましたの。おそば屋で天丼を食べながら(たま平に)どうするかい?って聞いたら、考えこんでどうするかな…という感じでしたけどね」と香葉子さん。決めかねていたときに、近くの席に親しくしている浅草のどら焼き店の大将夫婦がいたという。香葉子さんは「突然、私達のテーブルに来ましてね、『坊ちゃん、跡継いでくれよ。頼むよ、跡継いでくれよ』と涙を流してね、もう突然だったんですよ」と明かした。

 その後、店の表に出て、浅草寺の仲見世通りの真ん中を2人で通っていたという。「観音様に手を合わせて、どうする?って聞いたら、『ばぁば、僕は跡を継ぎます』って。うれしかったですね」当時を振り返った。
 
 2017年、二つ目に昇進したたま平。それをキッカケに一人暮らしを始めたが、生まれた時から22歳まで大勢の一門の中で生活をしていたので、だんだん寂しくなってきたという。たま平は「最近たまに顔出しに行って、肩もみに帰ってます」と、笑顔で語っていた。

続きを表示

2020年3月5日のニュース