「いだてん」録画視聴率も低調…総合11・2%&タイムシフト3・4% ネット好評も調査開始以来大河最低

[ 2019年12月26日 16:40 ]

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(C)NHK
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 今月15日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)の総合視聴率とタイムシフト視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の期間平均(全47話)が26日、明らかになった。総合視聴率は11・2%、タイムシフト視聴率は3・4%。ともに、2016年10月にビデオリサーチ社が調査を開始してから大河ドラマ最低となった。

 ビデオリサーチ社は16年10月3日から新たな視聴率調査を開始。録画機器の性能向上、スマートフォンなどを使用したスマートデバイスによるテレビ視聴など、多様化した視聴形態に即した視聴率算出が近年の課題だったが、検討を重ね「総合視聴率」「タイムシフト視聴率」を新しい指標として採り入れた。

 総合視聴率とは、リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率(録画機器などで放送後7日以内、168時間以内に視聴)の合計(重複は差し引く)。タイムシフト視聴率は「録画再生率」「録画視聴率」とも呼ばれる。

 「いだてん」のタイムシフト視聴率は3・4%。17年「おんな城主 直虎」の5・0%、18年「西郷どん」の5・8%を下回り、録画も低調に終わった。

 「いだてん」の期間平均は8・2%(リアルタイムの世帯視聴率)と大河ドラマ史上初の1桁。12年「平清盛」と15年「花燃ゆ」の期間平均12・0%を大幅3・8ポイント下回り、大河ドラマ歴代ワーストを更新した。

 本放送(総合テレビ)の2時間前(日曜後6・00)にオンエアされているBSプレミアムの期間平均も2・3%と苦戦。16年「真田丸」の4・7%(全50話)、17年「おんな城主 直虎」の4・4%(全50話)、18年「西郷どん」の4・3%(全47話)から一気に2%台に落ち込んだ。

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(38)と俳優の阿部サダヲ(49)がダブル主演を務めた大河ドラマ58作目。13年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした宮藤官九郎氏(49)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛けた。来年20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描いた。

 宮藤氏の脚本は時間軸を行き来するなど複雑な構成を採り、リアルタイムの世帯視聴率には結び付かなかった。“当たらない”と言われる“近現代大河”は86年「いのち」以来33年ぶり。チャレンジングな内容で識者の評価も高く、特に第39話「懐かしの満州」などは、五りん(神木隆之介)が志ん生に弟子入りするきっかけになった父・小松勝(仲野太賀)の形見の絵ハガキに「志ん生の『富久』は絶品」と書かれていた理由が明かされるなど、初回からの“壮大な伏線”を回収した。インターネット上には最終回まで見届けた“数少ない”視聴者の絶賛の声があふれた。

 ◆調査開始後の大河ドラマ総合視聴率(期間平均)(ビデオリサーチ調べ、関東地区)◆

 ▽「おんな城主 直虎」(17年)総合=17・3%、リアルタイム=12・8%、タイムシフト=5・0%

 ▽「西郷どん」(18年)総合=18・0%、リアルタイム=12・7%、タイムシフト=5・8%

 ▽「いだてん」(19年)総合=11・2%、リアルタイム=8・2%、タイムシフト=3・4%

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