霜降り明星・せいや 日曜劇場「テセウスの船」で演技初挑戦&ドラマ初出演「夢のような話」西田敏行に憧れ

[ 2019年12月8日 12:00 ]

来年1月期のTBS日曜劇場「テセウスの船」でドラマ初出演、演技初挑戦する霜降り明星・せいや(C)TBS
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 平成最後となった昨年の漫才日本一決定戦「M―1グランプリ」を史上最年少で制したお笑いコンビ「霜降り明星」のボケ・せいや(27)が来年1月期のTBS日曜劇場「テセウスの船」(日曜後9・00)で演技に初挑戦することが8日、分かった。素朴で心優しい青年役で、これがドラマ初出演。俳優の西田敏行(72)に憧れていたせいやは「夢のような話」と喜びながら「変に気取ったりせずに明るく楽しく演じたい」と意気込み。「初孫が初めての発表会で演技をしている時のような温かい目で皆さまに見ていただきたいです」と呼び掛けている。

 俳優の竹内涼真(26)が主演を務める注目作で、青年漫画誌「モーニング」(講談社)で2017~19年に連載された東元俊哉による同名人気コミックが原作。主人公の青年・田村心(しん)が、31年前に父・佐野文吾(鈴木亮平)が雪深い村で起こした毒殺事件の真相を追うヒューマンミステリー。事件直前の平成元年にタイムスリップし、家族の笑顔を取り戻すため事件を食い止め“過去を変える”ことに挑む姿を描く。

 タイトルの「テセウスの船」とは、ギリシャ神話がモチーフとなったパラドックス(逆説)のこと。英雄・テセウスの船を後世に残すため、朽ちた部品がすべて新品に交換される時に“この船は同じ船と言えるのか?”という矛盾を問題提起するエピソード。

 せいやが演じるのは、平成元年の雪深い村に住む素朴で心優しい青年・田中正志役。この村の駐在警察官が事件を起こした文吾だった。

 ドラマ初出演のオファーに、せいやは「この世界には、とにかく夢があると思いましたね!中学の時、『釣りバカ日誌』や『西遊記』に魅せられて西田敏行さんに憧れていた自分にとっては夢のような話でした」と歓喜。演技初挑戦となるが「俳優さんにはもちろん勝てないので、変に気取ったりせずに役を明るく楽しく演じたいと思います。あと可愛げですね!可愛いげ!やはり、ちょっと抜けてるキャラクターなので、人間的な可愛さが出ればいいなというイメージです」と張り切っている。

 「ホントに初めてのことなので、全く何をしていいかも分からないし、何より関西弁ではなく標準語で演技をしなければならないので、かなり不慣れ感が出るとは思うんですが、初孫が初めての発表会で演技をしている時のような温かい目で皆さまに見ていただきたいです」と訴え、視聴者に“理解”を求めた。

 大映テレビの渡辺良介プロデューサーは「ネタをする『霜降り明星』のせいやさんの演技力に密かに注目していました。表情豊かでフレッシュさと爽やかさを持つせいやさんに、いつかドラマ出演をお願いできたらと。せいやさんの役は平成元年のある村で暮らす素朴で心優しい青年の役で、まさにピッタリだと思っています」と起用理由を説明。

 「記念すべき、せいやさんのドラマデビューをこの番組で実現できて、うれしく思っています。今回のドラマで俳優・せいやさんが注目されると、うれしいです」と期待している。

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