日曜劇場「テセウスの船」安藤政信 21年ぶりTBSドラマ!貫地谷しほり、ユースケ、麻生祐未らも出演

[ 2019年12月8日 12:00 ]

竹内涼真(中央)が主演を務める来年1月期のTBS日曜劇場「テセウスの船」の豪華キャストが決定。安藤政信(上から2列目、右から2列目)は約21年ぶりのTBSドラマ出演(C)TBS
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 俳優の安藤政信(44)がTBSのドラマに約21年ぶりに出演することが8日、分かった。俳優の竹内涼真(26)が主演を務める来年1月期のTBS日曜劇場「テセウスの船」(日曜後9・00)。令和と平成、2つの時代をまたぐ本格ミステリーで、事件の真相のカギを握るキャラクターたちを、安藤をはじめ、貫地谷しほり(33)ユースケ・サンタマリア(48)麻生祐未(56)ら実力派キャストが演じることが決まった。

 青年漫画誌「モーニング」(講談社)で2017~19年に連載された東元俊哉による同名人気コミックが原作。主人公の青年・田村心(しん)が、31年前に父・佐野文吾(鈴木亮平)が雪深い村で起こした毒殺事件の真相を追うヒューマンミステリー。事件直前の平成元年にタイムスリップし、家族の笑顔を取り戻すため事件を食い止め“過去を変える”ことに挑む姿を描く。

 タイトルの「テセウスの船」とは、ギリシャ神話がモチーフとなったパラドックス(逆説)のこと。英雄・テセウスの船を後世に残すため、朽ちた部品がすべて新品に交換されることで“この船は同じ船と言えるのか?”という矛盾を問題提起するエピソード。

 ユースケは平成元年にタイムスリップした心を怪しみ、正体を暴こうとする辣腕刑事・金丸茂雄役。麻生は殺人事件のあった小学校の教員・木村さつき役。事件の行方を左右する村人役に芦名星(36)竜星涼(26)、怪しい村人役に笹野高史(71)六平直政(65)今野浩喜(40)、心優しい村人役にドラマ初出演の霜降り明星・せいや(27)。安藤と貫地谷は令和の時代に登場し、ミステリアスな役を演じる。

 安藤は1996年、映画「キッズ・リターン」(監督北野武)でデビュー。2000年以降は映画を中心に活躍。TBSドラマへの出演は98年1月期「聖者の行進」、7月期「青の時代」以来となり「TBSのドラマは21年ぶりくらいの出演で、役者デビュー当初に自分を育ててくれた局ですので、今回この作品に参加させていただき、光栄に思います」と感慨深げ。「主演の竹内涼真さん、そして、このドラマの脚本。本当に素晴らしい作品になります」と早くを手応えを示し「僕も全力で涼真と芝居sessionをして、魅力のある登場人物の1つのピースになるよう、頑張ります」と意気込んでいる。

 ▼貫地谷しほり もともと漫画を読んでいて大好きな作品でしたので、役を聞く前に「やります!」とお伝えしたのを憶えています。今回の登場人物はみんな複雑な状況に置かれたキャラクターばかりですが、今回私が演じる田村鈴もとても複雑なものを背負い込んでいる役柄です。毎回のハラハラを私自身楽しんで参加したいと思います。是非、放送を楽しみにしていてください!

 ▼ユースケ・サンタマリア 原作の漫画を読んだらドハマりしまして…。僕が演じる金丸というキャラクター、見た目から何から自分とはあまりにもかけ離れたキャラクターなので、是非、演りたいと思いました。雪に囲まれた撮影…今はとにかく燃えています。寒いのは苦手ですが、雪を溶かす勢いで燃えています!ちなみにエゴサーチは絶対にしないので、あしからず。

 ▼麻生祐未 サスペンスとして引き込まれるだけでなく、様々な家族、人々がとても魅力的です。誰を、何を、信じて生きていくのか、試練が与えられる度、身近に感じる瞬間があるかもしれません。私が演じさせていただく、さつき先生もとても面白いキャラクターなので、原作ファンの期待に近づけられるよう、大切に演じたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 ▼大映テレビ・渡辺良介プロデューサー 本格ミステリーにふさわしく、本格派の俳優の皆様にお集まりいただくことができて感無量です。緻密で壮大な事件の真相を、各登場人物がどうカギを握っているのかをお楽しみいただければと思います。そして、事件に翻弄される主人公とその家族が、絆と愛でどう乗り越えていくのかも楽しみにしていただきたいです。

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