吉本やっと動いた 22日社長会見 パワハラ&隠蔽説明に芸人ファースト打ち出す

[ 2019年7月22日 05:30 ]

ダウンタウンの「育ての親」でもある吉本興業の大崎洋会長(右)と元マネジャーの岡本昭彦社長
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 特殊詐欺グループとの間に闇営業を行い、吉本興業から契約解消された雨上がり決死隊の宮迫博之(49)が会見で同社の“隠蔽(いんぺい)工作”やパワハラ発言を糾弾した騒動で、岡本昭彦社長(53)が22日に謝罪会見を行う。21日に急きょ生放送されたダウンタウン松本人志(55)がメインを務めるフジテレビ「ワイドナショー」で発表になった。番組では松本が、吉本を脱落した芸人らに独自の救済プランを打ち出すことも明かした。

 「会見したら全員連帯責任でクビ」とのパワハラ発言や、宮迫らが当初ウソをついていた闇営業での金銭の受領を吉本側に報告したにもかかわらず隠蔽したとした涙の“告発”会見。一夜明けたこの日、事態は劇的に動いた。

 世間の逆風が吹き荒れる中、宮迫らを恫喝(どうかつ)したと名指しされた岡本氏が「ワイドナショー」にVTR出演。「弊社の問題につきまして大変ご迷惑をお掛けして申し訳ありません」と謝罪した上で、22日に会見することを発表した。これまで「なぜ会見をしないのか」と批判の声を浴び続けた吉本がやっと決断した形だ。

 キーマンは松本だ。お笑い帝国が崩壊しかねない危機に前夜、大阪での仕事を終えて帰京。スポニチ本紙の直撃に「会社と話し合ってみます」と答えた後、ダウンタウンの育ての親である大崎洋会長(65)、元マネジャーの岡本氏らと吉本興業東京本部で深夜の緊急会談。「会見をすべき」と直談判し電撃決定した。

 宮迫らを“切り捨てた”とも見える吉本の対応には世間だけでなく所属芸人からのアレルギーも強く、抜本的な改革が必要となる。会見で岡本社長は宮迫らへのパワハラや隠蔽工作などの疑惑について時系列に沿って説明するとともに「芸人ファースト」の姿勢も強く打ち出す方針。原点に立ち返って芸人を第一に考えていく。

 今後、吉本の対応で芸人らが注目しているのは待遇や契約面の問題だ。ある若手芸人は「一獲千金を求めてこの世界に入ってきているので、金銭面で最低保障をしてほしいという若手は少ない」とした上で「テレビのレギュラーもある30代から40代の中堅芸人に対しての待遇が悪すぎる。仕事をしても単価が低い。24時間ロケで7500円は考えられない。ちゃんと食えるようにシステムを構築してほしい」と訴えた。

 宮迫とロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)の謝罪会見に、別の芸人は「2人を守ろうとせずに切り捨てる会社の姿勢は許せない。吉本が大好きなのに急に契約を切られる。恐怖感しか感じない」と指摘。契約面についての不信感は広がっており体制の見直しは急務だ。

 関係者によると、岡本氏らの進退などについての結論は出ていない。番組では松本が大崎氏について「騒動が大きくなるようであれば、進退を考えないといけない」と話していたとし、「僕が全力で止めます。うちの兄貴なんで、いなくなったら僕は辞めますね」と断言。大崎氏と岡本氏は両輪。吉本をもり立ててきたという関係で大崎氏が辞任した場合、岡本氏も辞任が濃厚。そうなれば経営ツートップに加え、松本まで屋台骨を支えてきた3人がいなくなる異常事態となる。

 正念場に立たされたお笑い帝国。会見での対応に注目が集まる。

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