映画「万引き家族」12・3% 地上波初放送で高視聴率マーク

[ 2019年7月22日 10:05 ]

是枝裕和監督
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 今年3月の第42回日本アカデミー賞で作品賞、監督賞など8部門で最優秀賞を受賞した「万引き家族」(監督是枝裕和)が20日午後9時からフジテレビで地上波初放送され、平均12・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率をマークしたことが22日、分かった。

 同作は、家族の在り方を描き続けてきた是枝監督が、今度は東京の下町を舞台に、軽犯罪を重ねながら日々を送る家族の姿を通して人間の絆とは何かを問い掛けた入魂作。息子・祥太(城桧吏)と協力して万引を重ねる父・治をリリー・フランキー(55)、その妻・信代を安藤サクラ(33)、信代の妹・亜紀を松岡茉優(24)、家族の“定収入”として年金をアテにされる祖母・初枝を昨年9月に亡くなった樹木希林さん(享年75)が演じた。昨年6月8日に公開され、興行収入45億円のヒット数字も残した。

 昨年のカンヌ国際映画祭では、日本映画21年ぶりとなる最高賞“パルムドール”を受賞。映画界最大の祭典、第91回米アカデミー賞では外国語映画賞にノミネートされて話題となった。

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2019年7月22日のニュース