近藤春菜 涙ながらに吉本に訴え「会社は上層部の人だけの物じゃない」

[ 2019年7月22日 09:02 ]

「ハリセンボン」近藤春菜
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 お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜(36)が22日、日本テレビ「スッキリ」(月~金曜前8・00)に生出演。特殊詐欺グループとの間に闇営業を行った問題で契約解消処分となった雨上がり決死隊の宮迫博之(49)と、謹慎中のロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)が20日に都内で謝罪会見を開いたことについて言及した。

 近藤は「びっくりした。真実というか、お二人が話されたことが次々と出てきて、私も思うことがあります」と神妙な面持ちでコメント。「1番伝えたかった詐欺被害に遭われた方への謝罪が、2人の生の声で伝えられたことが良かった」としつつ、「うそをついたことがいけないこと」と指摘。

 今回の騒動に関わった芸人らが吉本に謝罪会見をしたい旨を伝えても、会社が「静観」の対応をとったことには「ここから悪い方向にしか行っていない」とも。「ファミリーと言っているにも関わらず、そこを止める。普通だったら会社も“遅くなりました”って正直に話したら、憶測も呼ばなかったし、ここまで大きくなることもなかった」。

 さらに「岡本社長のパワハラとも言える言動の真意が全く分からない」と近藤。「今の会社の状況だと、憧れて吉本に入った若手も、社員も、肩身の狭い思いをしていると思う。会社は上層部の人だけの物じゃない」とコメント。それでも「吉本にいなかったら、ここまでお仕事をさせてもらえていなかった」とし「だからこそより良くなってほしいし、楽しくお笑いをやりたい」と言葉に詰まりながら話した。

 また、MCを務めるお笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次(50)は「若手は、会長、社長を怖がっている。そんなんで楽しい笑いができるのか。そんな状態がずっと続いてきた。みんな我慢してきた。取締役が変わらないなら俺は辞める。経営陣が変わらないなら俺は辞める」と鬼の形相で宣言。これを受け近藤は、涙を流しながら「こんな究極の話をメディアでさせているのを会社の方は感じて下さい。そういうことを心にとめて、今後どうするのか考えてください」と訴えた。

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2019年7月22日のニュース