阪神・湯浅、守護神完全復帰!圧巻3人斬りで7S 「一番感覚良く投げられた」岡田監督も納得のGOサイン

[ 2023年5月31日 07:00 ]

交流戦   阪神3―1西武 ( 2023年5月30日    ベルーナD )

<西・神>勝利のハイタッチをかわす湯浅(中央)ら阪神ナイン(撮影・大森 寛明)
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 阪神・湯浅の剛速球が戻ってきた。2点リードの9回に登板し、西武の上位打線を3人斬り。1死で迎えた3番・外崎への投球は圧巻だ。150キロの直球を3球続けて追い込み、フォークを1球挟んで152キロで空振り三振を奪った。うなるような球の伸び。真ん中付近に入っても、バットにすら当てさせなかった。

 「戻ってきて3試合目で、一番感覚良く投げられた。変に力むことなく投げられた。もっともっと良くなるように頑張りたい」

 2試合連続のクローザー役で7セーブ目。報道陣に対応する声は明るく、表情にも充実感が漂った。右前腕の張りから26日に復帰し、これで3試合目。登板ごとに状態が上がっていることを、岡田監督も認める。

 「今日のボールを見たらだいぶ戻ってきているけどな。今日が(復帰して)、1、2、3回目かなあ。今日は一番良かったんちゃう?」

 この日、セーブが付く状況で岩崎を温存したのは、「(西武打線は)右が多いからなあ」と説明。交流戦前から口にするように、現状の抑えは、9セーブを挙げるサウスポーが本命だ。だが、それも「湯浅の状態が戻るまで」という期間限定の措置。ほれぼれするような球筋を目の当たりにし、「だから、本当にそないして、(状態が)戻れば、湯浅が後ろでええわと思うけどな」と守護神完全復帰へのゴーサインを出した。

 15試合連続無失点中の岩崎がセットアッパーを務め、湯浅が試合を締める。今季最多貯金18の強い猛虎は、ブルペンもますます強力になりそうな気配だ。(倉世古 洋平)

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