楽天・田中将大 4月14日以来の白星に「しんどいですね、これじゃ駄目です」 お立ち台で反省の弁

[ 2023年5月31日 21:40 ]

交流戦   楽天3―1DeNA ( 2023年5月31日    楽天モバイル )

<楽・D>勝利し抱き合う田中将(右)と松井裕(撮影・光山 貴大)
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 楽天・田中将大投手(34)が31日のDeNA戦(楽天モバイル)に先発し、7回を投げ4安打1失点の好投で今季3勝目を手にした。交流戦は22勝目となり、単独8位となった。

 お立ち台に立った田中は「ふがいない投球が続いていたので、何としても勝つんだという気持ちでマウンドに上がりました」と話した上で、4月14日以来、6試合ぶりの勝利に「しんどいですね、これじゃ駄目です。いい投球を継続していけるようにしっかりと準備して、またマウンドにあがりたい」と話した。

 前回23日のオリックス戦では4回0/3を10安打で今季ワーストタイの7失点(自責点6)と崩れ3敗目を喫した。中7日での登板となった本拠地でのマウンド。初回から直球、変化球を丁寧に内外角に配して、DeNA打線を打ち取った。3回2死一、三塁では関根に対し、カウント1ボール2ストライからのスライダーが高めに浮いたが、左飛に。5回まで2安打無失点に封じた。

 1点リードで迎えた6回。簡単に2死をとりながら、宮崎に対して1ボールから甘く入ったスライダーを左中間席に運ばれた。痛恨の同点被弾で表情をしかめた田中だったが、7回を3者凡退に抑え、打線の援護を待った。すると7回裏。2死三塁から暴投で待望の勝ち越し点が入る。田中は勝ち投手の権利も持って、救援へバトンをつないだ。「(DeNAの)打者がどういう状態かを見ながら、いい投球はできたと思います。いい手ごたえを感じるボールがたくさんあったので、次のゲームも勝てるように頑張りたいと思います」と語った。

 8回を酒居、9回を松井裕が締めた。守備もしっかり守って逆転につなげた。「チームも交流戦始まる前に、野手、投手みんなで食事をともにして、“ここからもう1回いくぞ”というふうにやって交流戦に入っている。いい期間にできるように一丸となってやっていきたい」と話した田中。交流戦通算22勝目となり、単独8位に躍り出た。日米通算勝利数は193勝。200勝の大台まであと7勝に迫った。田中が勝ち星を重ねないと、チームは浮上しない。

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