田淵氏 「予想していた以上の戦い」阪神にエール「ケガをしないことが一番」 殿堂入りセレモニーで

[ 2023年5月31日 05:15 ]

交流戦   阪神3―1西武 ( 2023年5月30日    ベルーナD )

<西・神>殿堂入りセレモニーで松井監督(左端)、岡田監督(右端)から花束を贈られ笑顔の田淵氏(撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 阪神、西武で通算474本塁打を記録した田淵幸一氏(76=本紙評論家)の野球殿堂入りセレモニーが30日、西武―阪神戦の試合前にベルーナドームで行われた。殿堂入りした20年は表彰式が予定されたオールスター戦が新型コロナウイルスの影響で中止され、東京都内のホテルで表彰されていた。

 阪神で10年、西武で6年プレーした「ホームランアーチスト」。西武・松井、阪神・岡田両監督から花束を贈られ、「3年前の感動がよみがえりました。古巣2球団のファンの皆さまの前で祝っていただき、感無量です」と喜びを語った。

 セ・リーグ首位を快走する阪神については「予想していた以上の戦い。ポジションを固定しているのがいいね」と大山を一塁、佐藤輝を三塁に固定し、中野を遊撃から二塁にコンバートしたことを評価。攻撃面は「安定している(近本、中野の)1、2番が塁に出てクリーンアップで還す形ができている」と話した。

 阪神では現役時代こそ優勝できなかったが、03年に親友の星野監督の下、チーフ打撃コーチとしてリーグ優勝に貢献。「あれは(85年から)18年ぶりの優勝だったんだよね。今年は05年の優勝から18年目か…」と何かを感じている。最後に今後の戦いについて「ケガをしないことが一番」とエールを送った。(永瀬 郷太郎)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月31日のニュース