若菜嘉晴氏 つなぐ、還す、出る、何でもできる牧原大こそ2番に適任 しばらくはこの形がベスト

[ 2023年5月31日 07:30 ]

交流戦   ソフトバンク13―5中日 ( 2023年5月30日    ペイペイD )

<ソ・中>初回、安打を放つ牧原大。投手・福谷(撮影・岡田 丈靖)
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 【若菜嘉晴 視点】復帰したばかりの牧原大の存在の大きさが、分かる試合だった。初回無死一塁、2番の牧原大は中前打でチャンスを広げて、先制点に貢献した。1、2番は足の速い選手を置くのが理想だが、調子のいい中村晃は1番に置きたい。それならば2番にはつなげる打者が適任。ベンチの期待にしっかりと応えた。

 出塁率の高い中村晃、なんでもできる牧原大。この1、2番が出ることで、調子の上がらなかった3番の近藤も楽に臨めた。初回、2回ともに1、2番が塁に出た後の打席で安打を放つなど、この並びも移籍後初の3安打猛打賞につながった一因になったと思う。

 周東や柳町も2番に使いたい選手だが、つなぐ、還す、出るといったオールラウンダーの役割は牧原大が抜けている。相手先発が左投手だった場合にどうするかだが、左を苦にするタイプではない。しばらくはこの形がベストかもしれない。(本紙評論家)

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