高木豊氏「見物は、阪神の岡田監督」 交流戦の最注目ポイントに、いの一番に虎の指揮官を挙げたワケ

[ 2023年5月31日 17:37 ]

<西・神>試合に勝利した岡田監督は笑顔(撮影・岸 良祐)
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 元大洋(現DeNA)、日本ハムで野球解説者の高木豊氏(64)が、30日に自身のYouTubeチャンネルを更新。【セ・リーグDH予想!】と題した交流戦の注目ポイントで、いの一番に阪神・岡田彰布監督(65)を挙げた。

 高木氏は交流戦の話題になると「見物は、阪神の岡田監督が、DHを採用した時にどういう采配を見せるか」とキッパリ語った。注目はやはり投手の継投策。例として「前回、巨人戦に投げた桐敷を」と26日の巨人戦を挙げて、「0-1で負けている場面で、6回に(桐敷に)打席が回ってきた時に、代打を送らなかった。先頭打者が出て、バントのシチュエーションだから、ということでは、俺はないと思う。桐敷を引っ張ろうとしたんだと思う」と解説した。

 26日は、1点差を追う6回の無死一塁の好機で、先発・桐敷をそのまま打席に立たせたが、犠打失敗に終わった。それでも後半の逆転勝ちにつながっており、その理由を高木氏は「なぜかというと、後半、ジャイアンツに勝てるという勝算があったから」と推測。巨人も先発・横川が好投していたものの、「継投に入ったときは、ジャイアンツの投手を、うちのバッターが打ってくれる」と、岡田監督の胸中を推し量った。

 阪神は30日までに今季最長の9連勝中。貯金18でセ・リーグの首位を独走しており、球団初の交流戦優勝にも期待が掛かっている。その立役者は、何といっても、岡田監督の千里眼ともいえる戦術だ。

 だからこそポイントとなるのが、パ・リーグ本拠地で実施されるDH制。同氏は「だけど、DHになると、そういうシチュエーションが少なくなる。そうなった時に、岡田監督がどういう作戦を見せてくるんだろうというのは楽しみだよね」と期待していた。

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