巨人・坂本勇人「遊撃で出るというのが当たり前だと」 守備負担なんの、またも金字塔

[ 2023年5月31日 22:24 ]

交流戦   巨人7―4ロッテ ( 2023年5月31日    ZOZOマリン )

<ロ・巨2>坂本は遊撃での通算2000試合出場を達成した (撮影・西川祐介)
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 巨人の坂本勇人内野手(34)が交流戦2戦目となったロッテ戦(ZOZOマリン)で貴重な追加点となる7号ソロ。史上初となる遊撃2000試合出場に自らの一発で花を添えた。

 「2番・遊撃」で先発出場。3―1で迎えた5回、先頭打者として入った第3打席。昨季まで巨人に在籍していた元同僚の相手先発左腕・メルセデスがフルカウントから投じた6球目、低めのスライダーを捉えると、打球は中堅ラッキーゾーンへ突き刺さった。

 チームも両軍合わせて7本塁打が飛び交った“空中戦”を制して連敗を4でストップ。坂本のメモリアルマッチを交流戦初白星で飾っている。

 「本塁打もありましたけど、反省点も多い打席が多いので。はい。反省点が多いですね」とまずは反省を口にした坂本。今年12月には35歳になるが、試合に出続けられる理由を問われると「まぁ、準備の部分で、そこは怠らないでやってきている自負もありますし、日々の準備だったりね、ケアだったり、トレーニングだったり、そういう積み重ねだと思うので、それをやることは当たり前だと思っています」とまずはコメントした。

 遊撃へのこだわりについては「まぁ、こだわりというかね、やっぱり基本は遊撃で出てきたから遊撃で出るというのが当たり前だと思って準備もしてやってきているので、こだわりというよりかは、そこで出て、試合に出るというのが当たり前だと思っているので、そのためにはね、そういう準備だったりという部分は凄くちゃんとしとかないと体もなかなかついていかないですし、それの日々の積み重ねじゃないですかね」とし、負担の大きい遊撃での2000試合出場については「史上初ということは、あの、今までこう、いろいろやってきたことが継続できてきたからこそ、そうやって、そういう記録だと思うので、そこの部分はこれからも継続してやっていきたいなと思います」と話した。

 そして、チームの勝利に「それが一番。チームが勝ったことが一番良かった」と坂本。今後も数々の記録更新を控えるが「スタンスは変わらず、結果が良くても悪くても、試合に入るまでは変わらずにやりたいですね、はい」と話していた。

 ◇坂本 勇人(さかもと・はやと) 1988年(昭63)12月14日生まれ、兵庫県出身の34歳。光星学院(現八戸学院光星)から2006年高校生ドラフト1巡目で巨人に入団。2019年にセ・リーグ最優秀選手(MVP)に選ばれたほか、首位打者(2016年=.344)、最多安打(12年=173)、最高出塁率(16年=.433)と数々の個人タイトルを獲得。ベストナインには7度、ゴールデングラブ賞には5度選出されている。1メートル86、86キロ。右投げ右打ち。推定年俸6億円。独身。

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