ソフトバンクがピンクリボン活動で629万円を寄付　贈呈式で中村晃とOBの鳥越裕介氏が乳がん撲滅訴える

認定NPO法人ハッピーマンマ代表理事の大野氏（左）へピンクリボン運動の寄付金を贈呈する中村晃（中）と鳥越氏（撮影・岡田　丈靖）
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　ソフトバンクは20日、乳がんの撲滅などを目的とした認定NPO法人「ハッピーマンマ」へチャリティー活動などで集まった寄付金629万5166円を贈呈した。

　ペイペイドームで行われた贈呈式には中村晃選手（33）と球団OBで野球解説者の鳥越裕介氏（51）が出席。1安打につき1万円（ポストシーズンを含む）の寄付を行っている中村晃は「この活動で乳がんが苦しむ方や亡くなる方が1人でも少なくなるように今後も活動を続けていきたい」と話した。

　当初は2008年に夫人を乳がんで亡くした鳥越氏が始めた活動で、ロッテのヘッドコーチになった2018年から中村晃に受け継がれた。鳥越氏は「このような活動を通して1人でも命が助かるようにという思い。早期発見できれば助かる命はたくさんあると思います」と訴え、「野球と一緒でしっかりつないでくれるし、いい仕事をしてくれる」と活動を継承している中村晃に感謝した。

　球団は20、21日の西武戦を「ピンクフルデー2023」として、ピンクリボン運動を実施。選手がピンクリボンユニホームを着用してプレーし、乳がん検診などの取り組みを行う。