巨人・大城卓三「これからもいっぱい打ちたい」 プロ初満弾で借金完済「あしたからは貯金を」

[ 2023年5月20日 17:18 ]

セ・リーグ   巨人6―2中日 ( 2023年5月20日    東京D )

<巨・中>初満弾の大城卓はファンの喝采を浴びる(撮影・西川祐介)
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 巨人の大城卓三捕手(30)が中日戦(東京D)でプロ6年目で初となる満塁アーチを放ち、チームの今季初となる4連勝&44日ぶりの勝率5割復帰に大きく貢献した。

 9試合連続で5番に入り、先発出場。2―0で迎えた5回だった。吉川、坂本の安打と岡本和の四球で築いた2死満塁で入った第3打席。相手先発左腕・小笠原が1ストライクから投じた2球目、外寄りの147キロ直球を完璧に捉えると、打球は右翼スタンド上段に突き刺さるグランドスラムとなった。捕手としても新助っ人左腕・グリフィンを好リードして6回2失点好投でチームトップタイの4勝目(1敗)に導くなどチームをけん引している。

 試合後、グリフィンに続いてお立ち台に上がった大城卓は「手応えは完璧だったんで、はい。久しぶりに…いいホームランが出ました」と満足げ。「とにかく1点がほしい場面だったので、積極的にっていうのを意識しながら、はい。それが最高の結果になって良かったです」と振り返り、グリフィンに感謝された一発について「自分のなかでも本当に大きな点になったので、はい。これからもいっぱい打ちたいなと思います」と期待されている打撃への思いを改めて強くした。

 今季初の4連勝で勝率5割に復帰。今後について聞かれると「借金は返済できたので、あしたからはしっかり貯金をつくれるように、またチーム一丸でやっていきたいと思いますので、あす以降も熱い応援よろしくお願いします」と巻き返しをファンに誓っていた。

 大城卓は中田翔内野手(34)の負傷離脱を受けて9日のDeNA戦(新潟)から2年ぶりの5番に入り、いきなり5号2ランを含む4安打2打点と爆発。16日のヤクルト戦(静岡)でも今季3度目の猛打賞で勝利に貢献した。この日の一発は“5番初戦”以来8試合ぶりとなる今季6号。満塁弾はプロ6年目、通算1757打席目にして初となった。

 また、巨人は昨季チームで4本の満塁アーチを記録しているが、今季はこの大城卓の一発がチーム初となっている。

 【5番・大城卓三の打席内容】
5月9日 DeNA戦(新潟) 中安、左中2、右中本(2)、捕邪飛、右安
5月11日 DeNA戦(横浜) 右安、空三振、左飛、中飛
5月12日 広島戦(東京D) 空三振、見三振、捕飛、一ゴ、右安
5月13日 広島戦(東京D) 中安、右飛、空三振、空三振、捕邪飛、右犠飛(1)
5月14日 広島戦(東京D) 二ゴ、一ゴ、見三振
5月16日 ヤクルト戦(静岡) 左安、中2、中飛、左2、遊ゴ
5月17日 ヤクルト戦(神宮) 二飛、右安、空三振、左飛
5月18日 ヤクルト戦(神宮) 空三振、二直、三直、右安、三ゴ
5月20日 中日戦(東京D) 右安、空三振、右本(4)、捕邪飛

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