ソフトBの侍コンビにW不敗神話!! 甲斐の打点は9戦全勝 近藤の安打&打点は11戦全勝

[ 2023年5月20日 05:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5―4西武 ( 2023年5月19日    ペイペイD )

<ソ・西>2回、今宮の適時打で生還した甲斐はナインの出迎えに笑顔(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクは19日、ペイペイドームで西武と対戦し0―1の初回、近藤健介外野手(29)が不敗神話弾となる5号2ランを放った。同点とされた2回には甲斐拓也捕手(30)の中前打で勝ち越し2連勝で2位に浮上。近藤は今季安打&打点ともに記録するとこれで11戦11勝、甲斐も今季打点を挙げれば9戦9勝となった。また先発の石川柊太投手(31)は8回途中10奪三振4失点で3勝目を挙げた。

 日本球界を代表する近藤&甲斐が打てば、負けない。鷹の不敗神話が、またもや継続だ。この日の西武戦前から、WBC優勝トロフィーや侍ジャパン集合写真などがペイペイドームで展示開始。その夜に世界一を誇る侍が、バットできっちりと魅せた。

 「あまり、そこは…。はい、意識してないですけど(笑い)。打って、まず勝てたんで良かったです。はい」

 日本の、鷹の女房役でもある甲斐は謙そんしたが2―2の2回無死一、三塁でひと太刀で仕留めた。カウント1―1から松本のカットボールを中前への決勝適時打。4回先頭でも佐々木から中前打でチャンスメーク。6試合ぶりマルチに加え、17日の山形での楽天戦に続き2試合連続打点で2連勝を呼び込んだ。今季11打点目だが甲斐が「下位(打線)が仕事ができれば点につながる」と打点を刻めば9戦9勝だ。

 初回の近藤のアーチが打線に勢いを呼んだ。「自分のスイングをすることだけ考えた。最高の形で逆転の一本となった」。先発石川が初回2死で3番外崎にソロ被弾。ならばと鷹の3番はその裏1死一塁で直球を左翼テラスに一時逆転の5号2ラン。やられたらやり返すスタイルで打線を着火。これで近藤が一発かませば5戦5勝、さらに安打&打点は11戦11勝。頼もしい神話だ。

 この日、オリックスが敗れたために9日以来の2位に再浮上した。藤本監督も冗舌に両者を称えた。「今日も甲斐拓也がいい仕事をしてくれてるしね(近藤が)取られたあと、すぐ取るといい形のゲームができるんやないかな」。甲斐&近藤の渋い不敗神話はまだまだ続く。(井上 満夫)

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