初出場の明和県央が初戦突破 2年生右腕・小路が4回無安打と好リリーフ

[ 2023年5月20日 15:05 ]

春季高校野球関東大会2回戦   明和県央6―3甲府工 ( 2023年5月20日    横須賀 )

<甲府工・明和県央>2番手で4回無安打と好リリーフした明和県央の小路(撮影・村井 樹)
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 初出場の明和県央(群馬)が、県大会決勝で選抜王者の山梨学院を破った甲府工に勝利して初戦突破。2番手として4回無安打に封じて勝利に貢献した小路颯人投手(2年)は「憧れの先輩をきょうは少しは助けられたかな」と笑みを浮かべた。

 苦しむ最速146キロ左腕のエース須藤奨太投手(3年)を2年生右腕が救った。絶対的エースが2点リードを守れず5回3失点で降板したが、6回に逆転すると直後の守備からマウンドに立ったのが小路。「須藤さんの後で後ろには誰もいなくて緊張した」と振り返ったが、最速135キロの直球と100キロ台のカーブを駆使した緩急のある投球で無安打投球。最後の打者を空振り三振に仕留めると右手を力強く握りしめ、喜びをかみしめた。

 チームは昨秋の関東大会も出場したが、今春の選抜に出場した専大松戸(千葉)に初戦7回コールド負け。この日の1勝は冬場の厳しいトレーニングを乗り越えてつかんだ成長の証でもあった。塩原元気監督は「成長した姿をよく見せてくれた。小路もよく投げた」と、勝利をつかんだナインを称えた。(村井 樹)

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