侍ジャパン・栗山監督に母校・東京学芸大が栄誉教授の称号授与 後輩野球部員からは切実な要望も

[ 2023年5月20日 17:22 ]

<栗山監督、栄誉教授称号授与式>栄誉教授称号記を受け取った栗山監督は東京学芸大・國分学長(左)と記念撮影(撮影・木村 揚輔)
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 侍ジャパンの栗山英樹監督(62)が20日、東京・小金井市の母校・東京学芸大で栄誉教授の称号を授与された。

 栗山監督は84年に同大を卒業し、ドラフト外でヤクルトに入団。同大出身初のプロ野球選手となり、引退後は日本ハムの監督を務め、21年12月に侍ジャパン監督に就任し、3月のWBCでは14年ぶり3度目の世界一へ導いた。こうした国内外での高い功績を称えたもので、新たに栄誉教授の称号授与制度が設けられ、第1号の授与となった。

 國分充学長から称号記を授与された栗山監督は「(WBCは)選手たちがよくやってくれた。その手伝いができたことは、学芸大の卒業生としてもうれしく思います」とあいさつ。後輩でもある野球部の後藤萌音マネージャー(4年)から花束を受け取り、芝海周主将(4年)からは「野球場が狭くて対外試合、公式戦ができません。今回は栄誉教授になられたということで、ぜひ、野球場を広くしていただきたいです。後輩たちが試合をできるように。よろしくお願いします」と切実な要望も受けた。苦笑いの栗山監督は「素晴らしいスピーチだね」と拍手を送っていた。

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