広島が“サミットロード”勝ち越し! 今季初4番で先制打&決勝打の松山に新井監督「さすが、まっちゃん」

[ 2023年5月20日 06:30 ]

セ・リーグ   広島10―7阪神 ( 2023年5月19日    甲子園 )

<神・広>6回、松山は勝ち越し適時打を放つ(投手・及川)(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 最大5点差を追い付かれ、風雲急を告げた打撃戦。ベテランがバットで勝利をたぐり寄せた。今季初めて4番出場した広島・松山が2安打2打点。先制打と勝ち越し打を放ってチームの連敗を2で、首位・阪神の連勝を7で、それぞれ止めた。

 「追い付かれた直後だったから、絶対に1点を取ろう…と。そうなると向こうもショックはデカい。ここからもう一回という感じだったので、僕もその流れにしっかり乗れた」

 7―7と振り出しに戻されて迎えた6回。無死一、二塁で、2番手・及川の甘い149キロを左前へ運んだ。敵に傾いた流れを止める適時打となった。初回には、1死一、二塁で青柳の真ん中低めツーシームを中前へはじき返し、一挙5点攻撃の口火を切った。

 「さすが、まっちゃん(松山)。いい場面でいい仕事をしてくれる。ザキ(中崎)も6回に流れを切ってくれた。全員が粘って頑張り、いい勝ち方だったと思う」

 新井監督はチーム最年長の37歳に最敬礼。さらに、四球を選んだ先頭・松山の代走・羽月が二盗を決めるなどして無安打で1点を奪った8回など、追い付かれながらも突き放した攻撃陣や、6回以降を零封した救援陣の奮投も絶賛した。

 G7広島サミット開催の影響による2週間12試合の長期遠征は7勝3敗となり、2試合を残して勝ち越しが決定。「そこはあまり気にならない」。指揮官は柔和な笑顔に充実感をにじませた。 

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月20日のニュース