亜大 駒大に逆転勝ちで1部残留決定!草加 今季5度目の完投勝利

[ 2023年5月20日 05:00 ]

東都大学野球・第4週最終日   亜大7-2駒大 ( 2023年5月19日    神宮 )

雨の中、2失点完投で5勝目を挙げた草加(撮影・柳内 遼平)
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 3回戦1試合、2回戦1試合が行われ、亜大が7―2で駒大に逆転勝利で2勝1敗とし、勝ち点を2に伸ばして1部残留を決めた。プロ注目の152キロ右腕・草加勝投手(4年)は4安打2失点で今季5度目の完投勝利。リーグトップの5勝目を挙げた。日大は3―0で中大に2連勝し、勝ち点を2に。3位・日大以下4チームによる1部残留争いが続く。

 強くなる雨。投球数も101球だったが関係ない。亜大のエース・草加は9回のマウンドに向かった。続投だ。簡単に2死を奪い、最後は148キロ直球で空振り三振。「一番大事な試合だと思っていたので、勝ててよかった」と晴れやかな笑顔を見せた。

 3回に先制を許し、6回も追加点を奪われるも、直後の6回に打線が一挙3得点で逆転。「打線がつないで取ってくれた。1点(のリード)を守ろうと思った」とギアを上げた。最速150キロの直球と落ちるツーシームを駆使して8奪三振。今季5完投目を記録し、リーグ1位の5勝目を挙げた。防御率はリーグ3位の0・95。生田勉監督も「選手には“草加で負けたらしょうがない”とミーティングで話をしていました」と絶大な信頼を寄せる。昨秋終了時点で通算2勝止まりだった右腕が大きく成長した。

 6勝4敗で勝ち点を2に伸ばして1部残留を決めたが、草加は「次の青学大戦も国学院大戦もしっかり投げて勝てれば」と気を引き締める。頼れるエースは、どんな状況でも名前の「勝」を目指す。(柳内 遼平)

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