虎の村「神」様の11イニング完全投球 朗希は17 56年小山正明は13 レジェンドに接近していた

[ 2023年4月23日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2-0中日 ( 2023年4月22日    バンテリンD )

試合に勝利し、ヒーローインタビューでポーズを決める村上(撮影・岸 良祐) 
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 虎にも村「神」様が誕生!?阪神・村上頌樹投手(24)が22日の中日戦に先発し、プロ初勝利を2安打完封で飾った。12日巨人戦で7回無走者投球のまま降板した右腕は、この日も5回1死まで1人の走者も許さない圧巻の投球を展開し、相手打線に二塁すら踏ませなかった。完封によるプロ初勝利は2リーグ制以降で球団10人目となったが、2桁奪三振、無四球はともに同初の快挙。過去2年は未勝利と1軍の壁に苦しんだ3年目右腕がチームの連敗を2で止め、首位タイに押し上げた。

 【阪神・村上データ】
 ○…村上(神)が4回まで無走者の投球。前回登板の12日巨人戦では7回まで無走者のまま交代しており、試合またぎの11イニング連続“完全投球”となった。連続イニング無走者の記録は公式には集計されていないが、近年では22年佐々木朗(ロ)が4月10、17日の2試合で17イニング連続を達成。阪神では56年小山正明の6月6~10日、3試合にまたいでの13イニング連続がある。

 ○…プロ3年目の村上は自己最多の10三振を奪い、無四球完封でプロ初勝利。阪神投手の完封によるプロ初勝利は85年5月12日ヤクルト戦で2年目の仲田幸司が記録して以来38年ぶりで、2リーグ制の50年以降にデビューした投手では10人目。主な投手では59年村山実(新人、初登板)、65年古沢憲司(2年目)が記録しているが、2桁奪三振、無四球は、ともに今回が初めてだ。

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2023年4月23日のニュース